検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:471,216 hit

07 ページ8

まなみside


佐那ちゃんとプール掃除をして、なんとか綺麗になった時。
突然現れた長身で、なんとも言えない格好をした男の人。
ガロスイートに泊まってるって言った?
お客様?



宇「あなたこのホテルの総支配人ですよね?」

佐「え?」

宇「あ、見てました名札。ロビーでお会いした時に」

佐「あ、あぁ…」

宇「あなたは?」

『え?』



佐那ちゃん越しに私を見て聞いてきた。
なんかこの人、変な人だな。



『えっと、私は』


プルルルルー


名乗ろうとした瞬間、スマホが鳴った。
あ、呼び出しだ。



『ごめんなさいっ』


大きく頭を下げて走ってホテルに向かった。
ちょっと!と、さっきの男の人が呼ぶ声が聞こえた気がしたけど、スマホがなるのは厨房が困ってるから。
案の定、厨房ではデザート皿が用意されてた。



『ごめんなさいっ』

ハ「師匠〜、もうデザートですよ!帰ってこないから心配しちゃいました。江口さんてば、料理途中なのに探しに行くって聞かなくて」

江「よ、余計な事言うなっ!///」

『ごめんね、すっかり忘れてて』

ハ「型は外しておきましたよ」

『ありがとう』



冷しておいたジャガイモのフロマージュ。
彼女が型を外して、必要な道具や材料を用意しておいてくれたお陰で直ぐに盛り付け出来た。



『これでよし。お願い』

ハ「はいっ」


綺麗に盛り付けたデザートを彼女に渡して、材料を片付ける。



江「どこ行ってた?」

『プール掃除、手伝ってたんですよ』

江「だからプール…」

『あっ、ガロスイートにお泊まりのお客様に会いました』

江「へぇ」

『なんか背がスラッとして、今時のイケメン?でしたよ』

江「へっ?い、イケメン?おまっ、まなみはそのイケメンをっそのっ」


バタンッ
ハ「師匠〜、お客様喜んでらっしゃいました!」

『本当?!良かった〜』

ハ「あれ?江口さん何か話してました?」

江「なんでもねぇよ!」




ふわぁ〜‥
あぁ、眠くなってきた。



江「眠いのか?」

『ん、さっき寝たんですけど…んん…』

江「ハル、お前盛り付け見てたか?」

ハ「当たり前じゃないですか!バッチリです!」

江「掃除して疲れたんだろ。部屋行って寝とけ」

『いや、でも』

ハ「大丈夫ですよ!任せてください!」



ダメだと頭では分かっているのに、瞼は今にも落ちそう。
ここは、えっと、あ、ハルちゃん?に任せよう。



『すみません…』




二人に甘えて部屋に戻る事にした。

08→←06



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (236 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
563人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mama(プロフ) - かほりさん» いえいえ!見直すきっかけになったのでむしろ有り難いです、謝らないで下さい!間違いや矛盾など疑問に感じたらまた教えてください。気を付けます!お返事ありがとうございます! (2018年8月11日 13時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
かほり - 私嫌なやつっぽかったのに、丁寧に説明していただいて、ありがとうございます!私ももうちょっと考えて発言すればよかったと、後悔しております。。私も言い方悪かったのに、い一方的に謝らせてしまって本当すいませんでした。。。連投ごめんなさい (2018年8月11日 13時) (レス) id: 062fe07ae9 (このIDを非表示/違反報告)
かほり - すいません!言い方がきつかったですね!別に不快にはなっておりません!大丈夫です!書きにくそうだなってのは私も思ってたので…!それに書き直すってのは私の発想にはなかったので、納得しました!なんかすいませんでした(・ω・`) (2018年8月11日 12時) (レス) id: 062fe07ae9 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - かほりさん» 正直この設定にして失敗でした。名前が言えないので書きづらい…分かりづらいですよね。読みづらくしてしまってすみません。気を付けていたつもりでしたが、結果不快にさせてしまいました。本当申し訳ありませんでした。 (2018年8月11日 6時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - かほりさん» 26で腕に名前を書いたと書かせていただいてます。28では泥で見えなくなった為「あの子」と表記しています。29ページで洗い流した腕にうっすら名前が残っていたので思い出しています。その後は書いていませんが再び腕に書き直していると思っていただければ幸いです (2018年8月11日 6時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mama | 作成日時:2018年5月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。