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江口side
出来上がった料理をお父さんの元へ持っていくと、お父さんは顔を上げて、ﾃｰﾌﾞﾙを片づけた。
裕「春の山菜盛り合わせです。きのこｿｰｽで召し上がって下さい。ﾃﾞｻﾞｰﾄは新鮮春果実を使ったﾌﾟﾃﾞｨﾝｸﾞです」
緊張しながらも、教えた通りに料理の説明をすると、お父さんは首を傾げた。
父「ﾌﾚﾝﾁじゃなかったのか？」
確かに、一流ﾌﾚﾝﾁを教えるという企画とは程遠い、山菜の揚げ物を出されたらそう思うだろう。
けど、これにはちゃんと理由がある。
ほら、と促せば、勇気を出して声をだす。
裕「お父さん、いつもありがとう」
驚くお父さんに補足する。
「これ、全て疲労に効く春野菜と果物使ってまして。裕司君が自分で選んで採ってきて、料理したいと」
父「どうして…」
裕「お父さん、仕事大変そうで…疲れてると思って…。美味しい料理食べて元気になってほしいと思って…だから、これに行きたいってお願いして…」
うつ向きながら一生懸命思いを伝える裕司。
裕「お父さん、ずっと忙がしいのは、ちょっと寂しいけど…でもそれは僕の為だって分かってるから大丈夫で。でも、お父さんが元気ないのは嫌で…」
裕司のお父さんはおもちゃ屋を経営しているらしい。
そして、車のおもちゃが部屋中に飾ってあるそうだ。
嬉しそうに、自慢気に話してた。
その事をお父さんに伝えるとまた驚いた顔をした。
裕「お父さんいつも言ってたから。おもちゃを買った時に皆が笑ってくれるのが嬉しいんだって。だから僕もお父さんに笑ってほしくて」
その言葉は俺の気持ちを再確認させるようだった。
俺も、料理を食べて笑ってほしかったんだ。
「裕司君、料理の才能あると思うんですけど、将来は絶対お父さんのおもちゃ屋さんを継ぐんだって言っていて。いやぁ、勿体ないです」
お父さんはそれを聞いて、料理を食べ、涙を流し、旨い旨いと何度も呟いた。
すると、裕司は突然皿に料理を取り分け、近くにいた富田様に渡した。
裕「さっきはぶつかってごめんなさい」
富「いえいえ！いいの？」
裕「うん。車のお礼と、あと…おじさんも元気無さそうだったから」
富田様は図星だったのか、少し恥ずかしそうに笑い、裕司の料理を食べた。
そして、旨いと褒めてくれた。
「ありがとな」
『私は何もしてないですよ？』
「お前が裕司に教えたんだろ？山菜」
『…裕司君が勉強熱心なだけです、ふふっ』
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mama(プロフ) - かほりさん» いえいえ！見直すきっかけになったのでむしろ有り難いです、謝らないで下さい！間違いや矛盾など疑問に感じたらまた教えてください。気を付けます！お返事ありがとうございます！ (2018年8月11日 13時) (
レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
かほり - 私嫌なやつっぽかったのに、丁寧に説明していただいて、ありがとうございます！私ももうちょっと考えて発言すればよかったと、後悔しております。。私も言い方悪かったのに、い一方的に謝らせてしまって本当すいませんでした。。。連投ごめんなさい (2018年8月11日 13時) (レス) id: 062fe07ae9 (このIDを非表示/違反報告)
かほり - すいません！言い方がきつかったですね！別に不快にはなっておりません！大丈夫です！書きにくそうだなってのは私も思ってたので…！それに書き直すってのは私の発想にはなかったので、納得しました！なんかすいませんでした(・ω・`) (2018年8月11日 12時) (レス) id: 062fe07ae9 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - かほりさん» 正直この設定にして失敗でした。名前が言えないので書きづらい…分かりづらいですよね。読みづらくしてしまってすみません。気を付けていたつもりでしたが、結果不快にさせてしまいました。本当申し訳ありませんでした。 (2018年8月11日 6時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - かほりさん» 26で腕に名前を書いたと書かせていただいてます。28では泥で見えなくなった為「あの子」と表記しています。29ﾍﾟｰｼﾞで洗い流した腕にうっすら名前が残っていたので思い出しています。その後は書いていませんが再び腕に書き直していると思っていただければ幸いです (2018年8月11日 6時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mama | 作成日時：2018年5月11日 13時
