秘密(高橋一生/家森諭高) ページ2
私は小さな花屋の店員。
お店にはいろんなお客さんがくる。
おばぁちゃんの誕生日だからと買いに来た親子。
結婚記念日だから花束が欲しいとやって来たサラリーマン。
会社の上司が退職するのでとやって来た女性。
友達が結婚するからと若い女性が二人。
皆それぞれ理由があって、ドラマがあって、その一部に携わる事が出来るのが嬉しい。
「あのー…」
『いらっしゃいませ、あっ』
「あ、花束を1つお願いします」
ここ何日か通ってくれてるお客さん。
「家森さん、また来てくれたんですね。今日は花束を?どんな花束にしますか?」
『うん、まなみちゃんが好きな花束にしてくれる?』
「私の好みでいいんですか?んー、分かりました、ちょっと待っててくださいね!」
誰かに渡すのだろうか?初めて花束を頼まれた。いつもはお花1本。しかも結構時間をかけて。
この花の花言葉は?これってどんな花?
とか話をしながら。
今日は何も聞かないのかな?
私は結構家森さんの事が好きだった。
花言葉を聞いたりするお客さんは珍しくはない。でも彼は、ふーん、でもそれってこうだよね、なんで?なんて討論会を始める。
それがなんだか楽しくて、答えたくていろんな本を読んで勉強したりして、まぁ秘密だけど笑
『すみません、こんな感じでどうですか?』
私の好きな黄色をベースにした花束を見せた。
「まなみちゃんらしいね」
そう言って優しく笑う家森さん。
不覚にもときめいてしまった。
『だ、誰かにプレゼントですか?』
「そう、僕の好きな人」
好きな人…なんだろ。このモヤモヤは。
好きな人いたのか。いや、いやいやいや!
何いってんだ私、私は家森さんのこと…
花束を渡してお会計を済ませて、いつものように外までお見送りしようかと出た途端、家森さんがくるりと私に振り向いた。
「はい、プレゼント」
『えっ?えっと…えーっと、あっ、えっ?』
頭が回らない。えーっとこれはえーっと。
私の目の前に差し出されたさっきの花束。
好きな人に渡すって…
「僕まなみちゃんが好きだよ。だから、その、付き合ってくれる?」
そっか、私家森さんの事好きだったんだ。
こんなにドキドキするなんて、こんなに嬉しいなんて。
『私…あのっ私もっ!…す、すす好きです////』
「通ったかかいがあった笑」
『まさか私に会いに?』
「そりゃぁね(少しでも一緒にいたくて花を調べてから来てたのは秘密にしておこう。)」
誰これ!笑(作者)
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星野将希(プロフ) - 書いてくださりありがとうございました!いい感じに茂平のツンデレ感がでてよかったです!個人的には爽君パパはおすすめなので見てみてください! (2017年8月21日 20時) (携帯から) (レス) id: 2e2dbe8a41 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - 星野将希さん» リクエストありがとうございます!貝原さん心配ですが書いてみました! (2017年8月20日 12時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
パンダと暮らす(プロフ) - 書いてくださりありがとうございます◎ すごく素敵なお話でした! またお願いします! (2017年8月19日 21時) (レス) id: 68699f1e31 (このIDを非表示/違反報告)
星野将希(プロフ) - はじめまして、リクエストお願いしてもいいですか?イセキャラで名前をなくした女神の英孝/主が同級生ママor医龍の外山/主が同期or民王の茂平/主が後輩秘書のいずれかでお願いします!更新二種類で大変だと思いますが、頑張ってください! (2017年8月19日 20時) (携帯から) (レス) id: 2e2dbe8a41 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - パンダと暮らすさん» リクエストありがとうございます!駄文ですが出来ました。良かったら見てください〜! (2017年8月18日 17時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mama | 作成日時:2017年7月29日 15時