それでもやっぱり君が-afterstory- (ページ5)

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大橋side

リビングに続くドアを勢いよく開け辺りを見渡せばソファの上で何故か俺が出掛ける前に脱いでそのままにしたTシャツを抱きしめながら寝てるAが

『っ、ホンマ焦った』

荷物をそっと置き近づくと泣いたんか涙の跡が薄く残っていた。顔にかかる髪をそっと耳なかけ直すと

「……お、はしく？」

ふっ、なんや子供みたいやなぁ可愛っ笑笑

『おはしくんやでぇ？部屋行ったらおらんからめっちゃ焦ったやん』

「ん。ごめんね。ここでまってた」

『どしたん？そんなんぎゅっとして俺んやん』

「おおはしくの匂いして落ち着くから」

なにA寝惚けてんの？可愛ええ！！！

『なぁによ。寂しかったん？』

さっきの大倉くんからの事も気になるけどなるべく優しくソファから落ちてた方の手を握り声をかけた

youside

まだ私は寝惚けてるのかな…いつの間にかソファで寝落ちていたら手の前には大橋くんがいて優しく手を握り返してくれた

寂しい…私は寂しかったのかな…

『おおはしくんギューってしてほしい』

ええよ。いくらでもすんで？笑笑ちょっと待ってな？っとテーブルの上にあった除菌用のアルコールをゴシゴシ済ませると、んしょ、起こすな？って優しく声をかけ抱き起こしてくれた

「はぁ、久しぶりのAやぁ」

『うん、久しぶりの大橋くんだっ』

お互いがお互いの存在を確かめるように抱きしめあった

『あのね、このまま聞いてほしいんだけ』
「うん」
『知ってると思うんだけど私大橋担だしこれからも応援していく気持ちは変わらないし大好きなんだよ？けどね一瞬、本当に一瞬大橋くんが大橋くんに見えて』

「うん？(俺が俺？は当たり前やんな)」
『仕事の事をどうこう言うのは間違ってるのもわかってるんだけど、あの手もあの横顔も大橋くんが大橋くんでっ』

「ちょ、ごめんA俺が俺ってなに？」
『え、あ、福田くんが！…大橋くんに見えて嫌だった…の。もう本当面倒くさいよねごめんね』

「なんやヤキモチ妬いてくれたん？えぇ嬉し」

思っていた反応とは違う答えにこっちが驚く

『仕事なのにそんな事言われて嫌じゃないの？』
「なぁんでよ。嫌やないよ？嬉しいもん」

俺なんてリアルタイム直接見てんねんで泣きそなったわなんて言われるけどなんの事だか分からなくてドギマギしていると

「今は俺のAやからもうええのぉ笑」ちゅっっと唇に触れ離れた温もりに今度は私がキスを落とす深夜2時半

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