それでも君が、、、 (ページ44)

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…44 (2人の過去) ページ44

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季節のイベントだって誕生日だってその時に一緒に居られなくても平気、会える時間が減っても電話すら出来なくても忙しいのなんて分かってたから…。
そんな私達は付き合い始めてもうすぐ2年がたとうとしてた。

｢買ってしまった…。絶対嫌って言うだろうなぁ｣

お揃いの時計とか重たいかな？嫌だって言ってたのは知ってるけど何か１つだけでいいから欲しくて買ってみたはいいけど受け取ってくれるかな…

今日は久しぶりに外でご飯！髪も緩く巻いてみたりしたけど気合い入りすぎてないかな笑

｢あ、先に着いてたの？｣

大倉｢ん？あぁちょっと前にな｣

｢？？そっか！なに飲む？もう頼んだ？｣

そんな何気ない会話が当たり前じゃなくなるなんてこの時は思ってなかった

｢あ、そうだ！あのね…これ！｣

大倉｢んー？…なにこれ、｣

｢開けてみて！｣

大倉｢？？時計？｣

｢実は、ペアなの！ほら、お揃いのものって持ってなかったでしょ？時計ならそんな気に｣

大倉｢あんさ、話したいことあんねんけど｣

｢うん？なに？？｣

大倉
｢…しばらく会わへんようにしよ｣
｢俺も仕事忙しいて会われへんし余裕ないねん｣

｢…しばらくってどのくらい？｣
｢っ、私なら大丈夫だよ？忙しいのはわかってた事だしそんな気にしなくても…だから離れたくな｢やらないかん事、考えんとあかんこと多くてしんどいねん｣大倉)
｢いまお前のこと考える余裕ないんよ…だから一旦終わろ｣大倉)

大倉｢ごめんな、そんな顔すんなや｣

｢、、、、、っ、｣

大倉｢関係が変わっても味方やから…｣

｢、、、っ、よしくんっ｣

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その後の私は泣くしか出来なくて泣いたら困らせるなんて分かってるのにそれでも涙は止まらなかった。
でもそれ以上に映画や周年コンサート、番組メインパーソナリティなど忙しく活動しているのを知っていたから嫌だ離れたくないなんてそれ以上の我儘は言えなかった…

それでも君と一緒にいたかったよ

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それからはお互い忙しくて私もカメラマンとしての仕事も増え始めどっちにしろすれ違いの生活だったのかなって今は思うからあの選択は間違いじゃなかったんだと思う

別れて5年たった今、あの頃とは違う友達とも違う私達…。あなたは何を思っていますか？

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