それでも君が、、、 (ページ4)

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昨日、前々から約束していた大倉くんとの食事の予定がやっとあい『先に入ってる』と連絡がきていて待ち合わせいていた創作料理屋さんの個室へと案内された

案内された部屋の前に着くと中からは話し声が聞こえてきて『え、2人じゃないんかい』と思いながらドアをノックし扉を開けた瞬間、目の前にいる人物に思わず今開けたばかりの扉をおもいきり閉めた

貴｢…………………。｣ﾊﾞﾀﾝｯ

忠｢あははははっ｣

…。｢あははははっ｣
｢え、いまのなんですか！？笑笑｣

部屋の中からは笑い声が広がり何やら話しているが今の私はそれどころじゃない

忠｢なにしてるん？はよ入れって笑笑｣

貴｢むりむりむりむりむり！？！？！？｣

そのまま無理やり手を引かれ大倉くんの隣に座らされて目の前にいる人の顔を改めて見た

…。｢すみません、突然ご飯ご一緒させてもらって｣
｢あ、関西ジャニーズJrのなにわ男子ってグループの大橋和也って言います！｣

貴(知ってるよ…知ってますとも大橋くん！)
｢…あぁ…えっと…はじめましてAです｣

忠｢こいつな？お前のファンなんやって｣

貴｢ちょ！？それ本人の前で言う！？！？｣
｢信じらんない！！！｣

忠｢なにがよ？せっかく会わせたろと思って飯に連れてきてやったのに｣

和｢あのー…なにわ男子応援してくれてはるんですか？｣｢ありがとうございます！｣

テレビで見たままの元気さいっぱいで『じゃあなにふぁむですね』『えぇ！？俺を推してくれてるんですかぁ！？』とか話しかけてくれた

アラサーにして自担を目の前に何を話したらいいのか分からずとりあえずお酒を飲み進めた

和｢大倉くんとAさんはいつからの知り合いなんですか？｣

忠｢9年前やったかなぁ。仕事を一緒にしたんよ｣
｢やんなぁ？？｣
｢ちなみに俺と同い年な｣

貴｢えっ、あぁ…うん｣

突然年齢をバラされた事よりも今思い出しても私の人生最大の黒歴史だったあの時の記憶が一瞬にして蘇りそれどころじゃなかった

大倉くんも大橋くんも私なんかよりもお酒が強くて全然顔色も変わらないのに緊張を隠す為にハイペースで飲んでいた私は頬を紅く染めながらもふわふわしてきて楽しくなりはじめていた