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A目線
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夜 突然目が覚めた


また''あの夢''を見た


いつもの夢


また眠くなるまで校舎を散歩することにした


窓から見える景色とても綺麗だった


庭に行くことにした


月が綺麗だ


''あの時''もこんな感じだった気がする


蜘蛛の巣に引っかかってる蝶を見つけた


まるで私のようだ


逃げたくても逃げられない


決まっている運命に向かって歩かされているような


ただ殺されるのを待つしかない状況が


本当に 本当に


似ている


毎晩 夢の中で 私の中にいる呪霊に問いかけられる


『オマエはこのままでいいのか?
 オマエを苦しめたやつに復讐しなくていいのか』って


私はどうすればいいのだろう



ガサガサガサ

悠仁「おっなんだぁAか、どーしたの?」

A「えっ目が覚めたから散歩してただけだよ」

悠仁「俺も俺も!」

A「ねぇ悠仁
  悠仁は宿儺の指を集めてどうしたい?
  呪術師に人間に味方をして呪霊を殺して人間を守るために
  殺される
  それとも…呪霊の味方をして人間を滅ぼして
  人間を奴隷のように飼って、呪霊だけの国を作って
  決して殺されない
  平和な日々を過ごす
 
  あなたは…

  どうしたい?」
 

私は同じような道を歩いていく悠仁に

同じ死ぬ殺される未来が待っている悠仁に

聞きたいと思った


悠仁「………う〜ん
  よくわかんねーけど、どっちもやだなぁ
  俺はどっちにもならないように
  死ぬ気で頑張るを選ぶかな
 
  Aはどーしたいの」


A「私はどっちでもいいかな」


本当にそうだ


人間を守って呪霊を殺しても


もうなくなってしまった''五条A''の


願いは叶う


呪霊だけの国を作って人間を五条家を滅ぼしても


''私''の憎しみはなくなる 復讐できる


だから悠仁がどっちを選んでもいいと思っていた


どっちもやだ か…


面白いと思った


悠仁が進んだ、開拓した道を歩んでいきたいと思った


幸せな道でも


最悪な道でも


悠仁「Aどーしたの?」


A「なんでもないよ!
  さっきの意見すごくいいと思った…
  ありがとう
  悠仁

  さぁもう寝よ
  おやすみなさーい」


悠仁「うん
  おやすみ〜」

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作者名:まる | 作成日時:2021年1月23日 14時

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