【テニプリ】僕は元歌姫です【マクロスＦ】２

☆６０−第三者ー ページ26

二人の輝きは速度を増していた



越「すげ・・・・・」


桃「口が・・・ふさがんねーぜ」




空中で咲き誇るレイヤとA



次々と姿が変わる様子を



ただただ眺める選手たち





丸「あれが・・・あいつの・・・」



赤「本当に姿・・・？」



柳「計算外だった・・・・」




一年は同じように過ごしてきた立海メンバーも



いままでぶりっこだと思っていた彼女が



こんなにも綺麗なのかと目を凝らすほど



「「どうせ愛なんてって 薄幸ぶって強がっても！
　 きっと本心じゃ 疚しさに襲われて 」」


貴「どうだい現状の僕は そうかいどうしようもないな 」



レ「うるさいなお前なんて」



「「大嫌いだ！！」」



空へと高くつきつける二人の指先



それが数々の苦難を見せつけていた




「「あんな空でミサイルが飛ぶのなら
　そんなもので命が飛ぶのなら 」」


ゆっくりと胸に手を当てたA



貴「優しい人にならなくちゃ 」



同じことを繰り返すレイヤ


レ「僕は僕を肯定していたい」


二人一斉に顔をあげ手をつなぎ



貴「優しい人にならなくちゃ 」


そして目を開き



全身全霊叫ぶように



「「心が悴む前にーーー！！」」




その瞬間



キセキが起きた

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