【テニプリ】僕は元歌姫です【マクロスＦ】２

☆　　３８　〜三者目線〜 ページ3

彼女が運ばれ約三時間が立った

このような事態になった中学生は全員でロビーにて待機

と、コーチ軍からの連絡が入った


忍「俺ら・・・人殺しになるんやろか・・・・・」


隅のほうにいた忍足は今にも泣きそうな掠れた声で

ぼそっと呟いた


幸「九条さんは・・・・九条さんは絶対生きてる」


幸村は下を向きながらであったが生きていると断言した


赤「俺っ・・・俺っ・・・・」


Aを裏切ったメンバーは悔しそうに震えていた


千「俺らがあっちになんか行かなきゃ・・・・」

橘「お前らは何故あっちに行った？」

丸「っ・・・・・」


橘の質問に全員が静まった

孔明に従った理由は


【九条さんを傷つけたくなきゃ、こっちに来なさい】


ただそれだけだった

粉々になったネックレスの破片を集め

Aの持っていたハンカチの上に置いておいた


跡「・・・・みんな・・・・すまない・・・・俺の責任だ」

孔「！？景吾・・・・」

跡「部長の俺が物事を冷静に判断できず、私情を挟んでしまったから・・・・」


跡部の言葉に全員が唖然した

あの跡部景吾が謝罪をしている姿を想像したことがないからだ

その時・・・


━━━━ ガチャっ ━━━━


斎「・・・皆さん」

幸「斎藤コーチ！？九条さんは！」

斎「安心してください。容態は安定しました」


その声に全員が安堵の言葉を上げた

中には泣き出すものも


斎「しかし・・・・今回の件について中学生全員に説明しなくては・・・・」

黒「モニターをつなげたぞ」

斎「えぇ。ありがとうございます」


手に持っているリモコンのスイッチを押せば

モニターには病室で寝ているAの姿が写った

その瞬間幸村の体は強張った


幸「俺と同じになってる・・・・」


幸村の入院時の部屋での光景だったもので

幸村は少し動揺していた

さらに一番状態が悪化した時の光景だから余計に・・・・

☆　３９→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す