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ついに参戦してきた井上と戦っているけど、さすがヤクザのてっぺんだ。歯が立たないってほどしゃないけど、疲労も傷も溜まっているこちらが圧倒的に不利だ。
「……！Aちゃんっ!!」
あ、後ろに別のヤクザいんの、気づかなかった。……ごめん真ちゃん、やっちゃったな。
『………っ！』
本日二回目。私は、頭を殴られてそのまま前に倒れ込んだ。
そのとき現れたのは、消火器を持ったみーちゃん。と、その後ろの金髪バカ。
『ふ……おっそいなー、バーカ』
目を閉じる前、最後に見えたのは酷く怒ったような、焦っているようなみっくん。
けど、みっくんが来たならきっと大丈夫だって、安心しきった自分がいた。
.
「お、目ェ覚めたか？」
『……あ、みっくん。ごめん、迷惑かけちゃったね』
次に目が覚めたのは、私の家のベット。二回殴られた頭には綺麗に包帯が巻かれている。多分、血も出ていたと思う。
みっくんはこんなに器用じゃなかった気がするし、お兄ちゃんがやってくれたのかな。
「本当だわ！」
『そ、そこはンなことねェって言うとこでしょ!!』
「言うかアホ！おめェのせいで帰り道で会った変なクソ強ェ女と、シスコン兄貴にめちゃめちゃ怒鳴られたんだよ！」
『え、えぇ……』
素直に申し訳ないって思えないような理不尽な説教も気になるけれど、その前にクソ強い女の子ってだれ？まさか、赤坂理子とか言うんじゃないでしょうね。
りっちゃん……会いたかった。
『ま、まあ結果オーライじゃん!?ありがとね、ここまで運んでくれて』
色々気になるところはあるけど、まずはお礼を言わなきゃいけない。
「……ん」
『あと、心配してくれてありがとう』
そっぽを向いて返事をするみっくんに、もう一つ。伝えたかった、感謝の言葉。
「……おう……ってはぁ!? 誰がテメェの心配なんかするか！」
『照れんな照れんな』
「テメェが俺を照れさせるなんて一万年早いわ！」
『一万年て……つか勝手に照れてんのそっちじゃね……』
「うるせぇいもう帰る！」
……ふふ、うそうそ。
「……Aに手ェ出したの誰だ。……誰だって聞いてんだよ!!!」
ちゃんと聞こえてたよ、ありがとう。
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まくらかばー@れい(プロフ) - ノーベルマンさん» ありがとうございます！続編の方もよろしくお願いします！ (2020年8月20日 8時) (
レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
ノーベルマン - うわぁぁ！！！！めっちゃ好きです！！！！！！ (2020年8月20日 1時) (レス) id: f5f8406621 (このIDを非表示/違反報告)
まくらかばー@れい(プロフ) - 夢子さん» 相良くんやっと書けました、、(笑) 続編もう少しお待ちください！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
まくらかばー@れい(プロフ) - きのこさん» ありがとうございます！続編はお話が何話か出来次第公開します！すみません…… (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ついに相良くんが、、！続編も楽しみです！！ (2020年8月19日 17時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくらかばー@れい | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruki/
作成日時：2018年12月15日 15時
