-008- プロの時間 ページ9
六時間目。またもやあのビッチ姉さんの英語の授業……が始まるわけもなく。教室にはタブレットを叩く強いタップ音が響いている。
相当屈辱的だったんだろう。ビッチ姉さんのイライラが目に見える。
そんな話を隣の赤羽くんとしていると、突如「先生」と呼ぶ声が聞こえた。
「…何よ」
声の主は我らが学級委員磯貝くん。その声に反応したビッチ姉さんに、彼は授業をしないなら殺せんせーと代わって欲しいとお願いをした。
「一応、俺等今年受験なんで…」
まあそうだよね。こんな時でも口調に優しさが感じられるのはきっと、彼の真面目さが関わっているのだろう。
「はん！あの凶悪生物に教わりたいの？地球の危機と受験を比べられるなんて…ガキは平和でいいわね〜」
ここまではなんとか、大人しく聞いていた私だが、次の言葉で私の中の何かが切れることになる。
「それに聞けばあんた達E組って…この学校の落ちこぼれだそうじゃない。勉強なんて今更しても意味無いでしょ」
私だけならまだしも、みんなのことバカにするのは許せない。
ガタッと音を鳴らして立ち上がった私に、ビッチ姉さん含めクラスの全員が反応する。
『ビッチ姉さん、潜入先ひとつにも馴染めないんだ。……プロ、失格だねえ？』
この言動が引き金。
みんなは暴言を吐き始めたり、物を投げ始めたり。やることは様々だけど、感情を顕にしていくのは一緒だった。
「何よあんた達その態度……殺すわよっ！」
「上等だよ殺ってみろコラァ!!」
ビッチ先生お得意の殺すわよ発言も効かなくなったみたいで。
『みんないいぞもっとやれー！』
なんて声を後ろから出していると、赤羽くんに苦笑いされた。まあ、このくらいはぜひ許してほしい。
茅野ちゃんが脱巨乳なんて文字を掲げていたのは、知らなかったことにする。
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まくらかばー@れい(プロフ) - こむぎさん» 初めまして、コメントありがとうございます！皆様にも楽しんで頂けるよう、色々と構想を練っておりますのでお楽しみに♪ 応援ありがとうございます！ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 00feabd1d4 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - 初めまして！読ませて頂いたのですが、とても面白かったです♪夢主がこれから物語やキャラ達に、どのように絡んでいくのか楽しみです！更新頑張ってください！！ (2020年5月15日 18時) (レス) id: 4c27f043b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくらかばー@れい | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruki/
作成日時：2020年4月20日 18時
