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「また一条1位抜けかよ！」
「さっきからほぼ一条さんか神崎さんだからね……」
「もうAちゃんも神崎さんも強すぎ！次頑張ろ奥田さん！」
「は、はい！次は負けません……！」
班が決まったばかりの頃の固さはもうなくて、みんなでわいわいトランプをしている。
1位抜けをしているのは大抵ムキになった私か表情があまり崩れない神崎さん。けど私がカードを引く赤羽くんもなかなか読みづらいから、結構苦戦している。
「ちょっと一条ちゃん、そんな悩んでも仕方なくない？」
『赤羽くん喋んないで。今カードの声を聞いてるの』
「くだらない嘘つくなよ……」
『ありゃばれた。けど聞こえたらすごくない？』
私のボケに赤羽くんがつっこむという光景も、みんなそろそろ見慣れてきただろう。杉野くんや渚くんも参戦してくることが増えた。
『……これだ！……あ』
やべえ声出ちゃった、と思ったときにはもう時すでに遅し。みんながそこにジョーカーあるのね、という顔で見てくる。
ああもう、これは負けた。私のカード引くの神崎さんだし。
『もー、これ終わったら席替えする』
「引く人って関係あるの？」
『重要じゃない？赤羽くんも神崎さんも、表情全然崩れないんだもん』
「あはは、そんなことないよ？」
その試合が私の惨敗で終わったころ、神崎さんがみんなの飲み物を買ってくるということで立ち上がる。女子みんなが行くということで私も手を挙げ、4人で新幹線の後ろの方へ向かう。
「あ、ごめんなさい」
その途中、神崎さんとぶつかった高校生らしき男の人たち。態度などが少し気になって嫌な予感がしたけど、ただの気の所為だったら申し訳ないので口には出さないでおいた。
……この選択が正しかったのかは、私には分からない＿＿＿
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まくらかばー@れい(プロフ) - こむぎさん» 初めまして、コメントありがとうございます！皆様にも楽しんで頂けるよう、色々と構想を練っておりますのでお楽しみに♪ 応援ありがとうございます！ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 00feabd1d4 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - 初めまして！読ませて頂いたのですが、とても面白かったです♪夢主がこれから物語やキャラ達に、どのように絡んでいくのか楽しみです！更新頑張ってください！！ (2020年5月15日 18時) (レス) id: 4c27f043b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくらかばー@れい | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruki/
作成日時：2020年4月20日 18時
