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「……どうなんだい、生徒たちが萎縮しているようだが」
『やだなあ、そんな怖い顔しないでよ』
しばらく会っていなかったけれど、相変わらずの仏頂面に思わず笑みがこぼれる。たしか、頑張っても頑張っても笑ってくれなかったんだよなあ。
『ちょっと肩がぶつかってそれで、周りが大袈裟に騒いだだけ、ね？』
「あ、ああ」
E組のみんな含め、周りの人たちに同意を求めれば戸惑いながらも答えてくれる。
「そうかい、それは引き止めて悪かったね」
『んーん、それじゃもう行っていい？』
「……一条さん」
話は終わっただろうと思い浅野くんの横を通り過ぎようとすれば、また呼ばれた私の名前。
まだ、なにか話すべきことなんてあっただろうか。
『なあに？』
「E組に落ちたというのは本当みたいだね。君だけはそんなことないだろうと思っていたのに」
少し悲しそうな目をして言うから多少驚いたけど、笑顔は崩さず平然と答える。
『浅野くんにそう思ってもらえるとは光栄だねえ。けど、私はこれでよかったよ』
「どういうことかな」
『A組の優等生たちといるよりよっぽど退屈しないからね』
「……笑えない冗談だ」
彼の言葉を聞いて、また旧校舎に向かって歩き出す。通り過ぎてから、振り向きざまに言った。
『冗談かどうかはゆっくり考えればいいさ』
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まくらかばー@れい(プロフ) - こむぎさん» 初めまして、コメントありがとうございます！皆様にも楽しんで頂けるよう、色々と構想を練っておりますのでお楽しみに♪ 応援ありがとうございます！ (2020年5月16日 0時) (
レス) id: 00feabd1d4 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - 初めまして！読ませて頂いたのですが、とても面白かったです♪夢主がこれから物語やキャラ達に、どのように絡んでいくのか楽しみです！更新頑張ってください！！ (2020年5月15日 18時) (レス) id: 4c27f043b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくらかばー@れい | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruki/
作成日時：2020年4月20日 18時
