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「じゃあ、渡しに行くわね」
「私は片付けしてるわ」
「よろしく。あっ!」
Aはそう言ってから驚いた様な声をあげた
「テンジョウにも渡さなきゃ。どうぞ。今日はありがとね?」
「姫…いいえ、A。こちらこそ楽しかったわ。ありがとう。お返しは待ってて」
元々は友達だった二人
その話はもう少し後で分かる
「渡して来る…!」
Aは廊下を走って行ってしまった
テンジョウは優しく見守っていた
そして、Aはカッパードの所まで着いた
「カッパードさん、いらっしゃる?」
「姫、どうした?」
カッパードは自室から出て来た
「チョコレートをテンジョウと一緒に作ったの。どうぞ」
「ありがとう。私にチョコ…か。こんなに良い男なのに貰った事なんて無かった…」
「あら。貴方、私よりも綺麗だと言い切れる?」
「いえ…っ!姫の方が何倍も何億倍も美しい…!」
カッパードはそう言い、Aの前に膝間付いた
「ふふっ…。貴方だって美しいわよ。じゃあ、兄さんにも渡して来ますわ」
「嗚呼」
姫は歩いて行った
「兄さん、チョコレート渡し…っ!?」
Aがカイトの部屋の前まで来ると、手を引っ張られ、部屋に入ってしまった
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作者名:♪美桜♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nknk
作成日時:2019年2月3日 16時