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「私ね、双子の妹がいるの」



Aはそう言って、彼女の写真を見せた



その少女はAやカイトと同じ青く綺麗な髪をしていた



「この少女が姫の双子の妹…?」


「ええ、可愛い子でしょう?」


「姫に良く似ている…」



その言葉にAは微笑んだ



「でも、この子、前に行方不明になってしまって…」



Aは悲しそうな表情をした



寂しそうだが、何故か美しかった



「…もしかしてそれで泣いていたのか?」



Aは無言で頷いた



「早く帰って来て欲しい…◯◯…」



カッパードはそう呟いたAの肩に手を置いた



「絶対に帰って来る。そう信じていれば…」


「そうよね…!ありがとう。これで話は終わり…」



Aは静かにそう言った



「では、宇宙人の捕獲に行って参ります」



カッパードはそう言って、消えてしまった



「…」


「姫」


「…っ!?驚いたわ。どうしたの、テンジョウ?」



『もう一輪』終わり

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作者名:♪美桜♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nknk  
作成日時:2019年2月3日 16時

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