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もう一輪 ページ7
一応第二話の前の話です！
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姫と呼ばれるAはとある写真に冷たい手を伸ばした
「◯◯…どこに居るの…？」
寂しそうに乾いた声を震わせた
「うっ…」
Aは涙を流した
流したくないのに無意識に流れ、止まらない
「姫…？」
カッパードはそんな彼女の啜り泣く声を聞いて躊躇っていたが、ノックをした
Aは急いで涙を拭いた
「失礼致します」
彼はそう言い、乾いた部屋に入った
「…何かしら？」
「姫、目元…凄く赤いが…？」
「…っ！これは…っ！ち、違うの！」
Aは戸惑い、そう言った
カッパードは彼女が泣いていたのは分かっていたが、力になりたくてそう聞いた
「姫、私だって力になりたいんだ。だから、何かあったら一人で抱え込むな」
「カッパードさん…ありがとう…！じゃあ、少し話を聞いて下さる？」
「嗚呼、勿論だ」
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作者名：♪美桜♪ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nknk
作成日時：2019年2月3日 16時
