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「兄さん…っ!」



Aにそう呼ばれた青年はAと同じ様な綺麗な青い髪を風に揺らした



「A、怪我などは無いか?」



Aの兄らしき人物は愛しそうに彼女の頬を手で撫でた



「ええ、大丈夫よ。ありがとう」



Aは兄に向けて笑顔を見せた



兄らしき青年はすぐにAに微笑み返した



そして、カッパードの方を向いた



「カッパード…あの宇宙人を逃がしたらしいな」



Aを見る目と全然違い、恐ろしく冷たかった



「す、すみません!カイト様…!」



Aの兄…カイトはカッパードを睨んだ



次に冷たく言い放った



「次は無いぞ。我々ノットレイダーの目的の為…」


「兄さん」



暗い表情をしたカイトをAは呼んだ



「どうした?A」



カイトは笑顔に戻ると、そう優しく言った



「カッパードさんも反省していますし、許してあげて下さい、兄さん」



Aは真剣に言った



「A…ごめん。俺、言い過ぎたね。…許すよ、今回はね?」



カイトはAに向けてそう言った後にカッパードにそう言った



そして、部屋から出て行ってしまった

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作者名:♪美桜♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nknk  
作成日時:2019年2月3日 16時

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