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陽炎が昇る坂道 ページ16

『魑魅魍魎』の続き…みたいな感じの話です!
*****
「姫…」



切なげなノック音が二回鳴った



「少し…話したい事がある…」


「…?良いけど…」



Aがそう言うと、カッパードは部屋に入った



「この前の失敗…申し訳御座いませんでした…!」



いつもより堅苦しく言った



「カッパードさん…私は何も怒っていませんよ?そんなに謝らないで…」


「姫…ありがとう…」



か細い声でそう言うと、Aの前に膝間付いた



Aは彼の髪に手を滑らせた



「馬鹿ね…。貴方はいつも頑張っているのに、自分を責めて…」


「…っ!」


「もう少し自分を信じなさい…」


「…私を信じる…?」


「ええ、私は貴方を信じてる。だから、貴方も自分を信じて」



彼女のこの言葉はカッパードの心の中に大きく響いた



『陽炎が昇る坂道』終わり

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作者名:♪美桜♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nknk  
作成日時:2019年2月3日 16時

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