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撮影が終わり楽屋に戻ると、他のメンバーと共に喋りながら帰る準備をしている山田が目に入った。
「いいよなー、1番に撮影したら待たずに解散だもんなー」
「へへ、知念がこの後仕事みたいでさ。俺今日フリーだからラッキー」
てことは今日は山田は1人？
よし。
俺は思い切って山田を誘ってみることにした。
「山田ぁ。この後暇？」
いつものテンションで山田に話しかけると、楽屋はシーンと静まり返った。
山田とは視線が合わないし、隣の光も、奥にいる薮や大ちゃんも驚いたような顔をして俺を見ている。
「えっと…暇だけど？」
「じゃあ飯いこうよ。」
シーン……
え、なんで？何この空気！
「め、珍しいねいのちゃんが山田を誘うなんてさ！」
「本当だよな！伊野尾どうしたの？」
「たまにはいいじゃん。山田とあんま絡んで無いなーと思ってさ。」
「いいよ。」
「へ？」
山田に視線を向けると、ジッと俺を見ている。
「いいよ、行こう」
「う…ん」
何だろう…急に緊張してきた。
なんで？
「じゃあ俺も行くー！」
「こら、大ちゃん空気読めよっ」
「へ？大ちゃんも来ていいよ？」
「だってさ。やったねー！じゃ、2人とも俺が終わるまで待っててね！」
「うん！」
ほっとして身体の力が抜ける。
正直大ちゃんが来てくれるのは有り難い。
誘っといてなんだけど、山田と2人はちょっと緊張する。
だって何話したらいいか分からないし。
プライベートの山田とか全然わかんないし。
「じゃあ俺は帰るね」
「光お疲れー」
光が楽屋から出たのと同時にスタッフが楽屋に入って来た。
「残り3人スタンバイお願いしまーす。」
「じゃあ行ってくるわ！まじで待っとけよ？」
「はは、大丈夫だってー」
スタッフに連れられて、3人が出て行く。
自ずと楽屋には山田と俺の2人きりになった。
やばい…どうしよう。今までこんな事あったっけ？
山田の方に視線を向けると、山田もこっちを見ていた。
「いのちゃんが俺誘うの、珍しいね。」
「う…ん、たまにはね。」
やばい、ちょっと声震えた。
しかし山田はニコっと微笑んで首を傾けた。
「嬉しい。誘ってくれてありがとう。」
「…っ！」
こ、これがアイドル山田の輝き…！
俺だけに向けられたキラッキラのアイドルスマイルに思わず目をそらしてしまう。
「お、おぅ。」
俺はこんな素っ気ない返事しかできない。
この空気に我慢できず、俺はソファに転がり込んだ。
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まくま(プロフ) - しろくまさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。正直なところ、界隈を離れたり戻ったり…実生活の事情もあり中々執筆にはいたれず申し訳ございません。ですが読んでいただけて幸せです(*^^*)ありがとうございます。 (2021年1月13日 0時) (
レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - atsuさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。カスカニトモルを記憶していただけてめちゃくちゃ嬉しいです！当時肝いりの作品で、それゆえに完璧に作り直したくて非公開にしました。また公開したいです、ありがとうございます！ (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - さやさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。読み返していただけて嬉しいです、ありがとうございます。(*^^*)自分で読み返すと拙い文章がおおく、恥ずかしい気持ちになります…笑 (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - RICO☆さん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。待っていただけて嬉しい限りです。亀より遅い更新ですみません(＞人＜;) (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - ヨウコさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。またあの二人の続きを甘めに書きたいですね！時間がかかるかもしれませんがもしまた投稿することがありましたらよろしくお願いします。*\(^o^)/* (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくま
| 作成日時：2017年2月5日 10時
