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簡単に書いて来た履歴書を元に面接が始まるも、やっぱり不思議な感じがする。
面接ってこんな感じなのか…?
「マスター、怖いって。光くんは田舎から出て来たばかりのピュアな男の子なんだからさ。」
「ごめんねー、光くんがあまりにも可愛いから、つい。」
そんなこんなで無事採用が決まり、マスターは店があるから、とスタッフルームから出て行ってしまった。
「ごめんね、光くんびっくりしたよね。」
「少し…でも、面白い人ですね。」
「ふふ、光くんオネエってわかる?」
「オネエ…?な、なんとなく…」
「マスターはオネエだからね。あーでも大丈夫だよ?マスターすっごくいい人だし、優しいから。」
なるほど、だから喋り方に違和感を感じたのか。
オネエ…その存在を知っていても見たのは初めてだ。
見た目は普通にかっこいい男の人だから分からなかった。
やっぱり都会ってすごい…
「とりあえず、軽く説明するね。ホールや厨房はお客さんいないときにでも教えてもらって?」
「え、伊野尾さんもここでバイトしてるんですか?」
「んー、俺は気が向いたら程度だけどね。」
なんだか自由度が高そうで少しホッとした。
伊野尾さんに色々説明をうけた後、裏口から2人で店を出た。
「光くんこの後さー、」
「あれ、光くん?!…と、伊野尾さん?」
「へ?」
声の方に振り向くと、サークルの見学の時にいた1年の…高…なんだっけ
「光くん、久しぶり。高木だよ。覚えてる?」
「あ!高木だ!うん、覚えてる…」
「伊野尾さんも、お久しぶりです。」
「…うん」
思い出した…!こいつ、あの時なんかちょっと苦手だって思ったんだよなぁ…
「光くん結局あのサークルはいったの?」
「うん。入ることにしたけど…」
「そうなんだ。じゃあ俺もあそこにしよーっと。これからもよろしくね、光くん。伊野尾さんも、よろしくお願いします!」
「ほーい。あ、入るんなら薮に連絡してね。」
「分かりました。では、またよろしくお願いします。光くんまたね?」
「う、うん…」
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まくま(プロフ) - しろくまさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。正直なところ、界隈を離れたり戻ったり…実生活の事情もあり中々執筆にはいたれず申し訳ございません。ですが読んでいただけて幸せです(*^^*)ありがとうございます。 (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - atsuさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。カスカニトモルを記憶していただけてめちゃくちゃ嬉しいです!当時肝いりの作品で、それゆえに完璧に作り直したくて非公開にしました。また公開したいです、ありがとうございます! (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - さやさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。読み返していただけて嬉しいです、ありがとうございます。(*^^*)自分で読み返すと拙い文章がおおく、恥ずかしい気持ちになります…笑 (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - RICO☆さん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。待っていただけて嬉しい限りです。亀より遅い更新ですみません(>人<;) (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - ヨウコさん» お返事遅くなり誠に申し訳ございません。またあの二人の続きを甘めに書きたいですね!時間がかかるかもしれませんがもしまた投稿することがありましたらよろしくお願いします。*\(^o^)/* (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まくま | 作成日時:2017年2月5日 10時