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舌も使って何度も何度もお尻を舐められる。
たまに歯を立てられてその刺激に腰がビクンビクン動いてしまう。
気持ちよくてつい、自分の高ぶったモノをシーツに擦り付けてしまう。
「ねぇ、やぶもう…ダメ…あっ」
そしてとうとう、その刺激に耐えきれず、達してしまった。
「気持ちよかったんだ?」
僕のお尻から顔を離し、覆いかぶさるように上にのしかかってきた薮に見つめられる。
もう、なんて嬉しそうな顔をしてるんだ。
「う…ん」
そのまま唇を奪われ吸い付かれる。
何度も何度も、さっきのようにまるで食べるようにハムハムと。
「ふふ、くすぐったいよぉ」
「止まらない…一生こうしていたい。」
「やぶ…?」
普段の薮が言わないようなその言葉に驚く。
今日は朝からどうしたのだろうか。
「やぶ、何かあった?」
「……いや、別に…。」
そう言った薮の顔は、絶対何かある、といった顔をしていた。
すぐさま聞こうとすると、隣に寝転がった薮に抱っこされる様に持ち上げられ、今度は僕が薮にのしかかるように抱きつく体勢にされた。
「あのさぁ…やぶ、僕のこと猫かなんかだと思ってない?」
「ははっ!猫か…いいねぇ」
「良くないよ、もう…」
反抗することなんてとっくに諦めている僕は、素直にそのまま薮の上に身を寄せる。
右頬を薮の胸元にペタリと貼り付け、その心地よい胸の音を聞きながら瞼を閉じる。
薮の手は反対側の頬を撫でていて、その感触も気持ちよくて少しウトウトする。
「本当に猫かよ」
「…ちがうもん」
「いや、もう猫だ。可愛い猫。」
「やだよぉ…」
頬を指でスリスリと撫でられ、鼻を突かれ、猫をあやすような触り方をされる。
「あ!」
「ん、どうした?」
突然顔と上半身を起こした僕に、薮がクスクス笑っている。
「…なんで笑うの?」
「いやぁ、本当に猫みたいだと」
「もう…。てか、そんなことより!」
僕は薮に聞きたいことがある。
そう、ケイからちょっと前に聞かされたあのワード!
「“後ろでシタ”って、何?」
「はあ?」
「だから、“後ろでシタ”!」
「いや、聞こえてる。何、なんのことだよ?」
僕の発言に顔を歪ませた薮に、ケイの“薮に怒られる〜”と言った言葉を思い出す。
やっぱり怒られるのかな?聞いちゃいけないの?
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まくま(プロフ) - 涼李さん» ご指摘ありがとうございます!すみませんでした!(>人<;) (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
涼李 - 失礼ですが薮の漢字違います。 (2017年4月4日 18時) (レス) id: cfabed38dd (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - natsuaさん» はじめまして、コメントありがとうございます(*^^*)そういっていただけると嬉しいです(*^^*)個人的におっさん×ショタが好きで…笑。しかもおっさん側は押されて断れず、仕方なく…的なシチュが好きです笑。もうしばらくティーンですが、徐々に大人にしていきたいです! (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - いのおりさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^^*)やぶひかは私も結局1番好きなCPです!薮にはもっとヒカルくんを可愛がってもらいます!笑 (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - ひかひかさん» 妄想していただけて幸いです(*^^*)薮のオヤジ具合とヒカルくんの幼さを掛け合わせてこれからも進めていきたいと思います。 (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まくま | 作成日時:2016年10月3日 20時