“oyaji”.hk ※ ページ43
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朝、起きたての暖かな布団の中を少し身動ぎ、肌とシーツの擦れる感触を感じる。
僕の動きに反応したのか、長い腕が伸びてきて
その硬い胸元にギュッと抱き寄せられた。
まるで“コレは自分のもの”と主張したがる子供のような抱き方に、嬉しくて口元が緩む。
「やぶ、起きてたの?」
自分の腕も相手に絡めながらゆっくりと瞼を開ける。
相手の顔を見ようと顎を上げるも、すぐさまきつく抱き締められ、その願いは叶わなかった。
「ふふふ…もう、なに?朝から甘えただね。」
さらに近いたその距離感のせいで、汗と、体臭と、タバコの入り混じる大好きな人の“男”の匂いがして胸が騒つくのを感じる。
ああ、僕はこんなにも薮に興奮してしまう。
その身体、その匂い…全てが僕にとってはセクシーで。
そんな人物から寵愛を受けているという事実だけで気持ち良すぎて達してしまえる程に。
「ヒカル…勃ってる」
薮の唇が僕の耳を探して、そして耳にピタリとくっついたその唇から吐息交じりの言葉が吐き出される。
くすぐったくて、気持ちよくて…思わず腰を揺らしてしまう。
「だって、やぶ…のせいっ」
「俺のせい?」
「そう…ひゃ、ぁ…んっ」
唇のくっついたままの耳に舌を這わされ、背中に回されていた腕は下降しお尻をいやらしく撫で回される。
「ヒカルは耳弱いよな」
「もう…しゃべんな、いで…あぁっ」
「お尻、すっげースベスベ。気持ちい」
「やぁ、すけべ…っ」
「……おう、すけべだぞ?」
その一言を最後に腕を放され、そしてうつ伏せにした俺を押さえつけながら起き上がった薮に組み敷かれる。
「や、ちょっと…何?」
うつ伏せになっているせいで薮の表情が見えない。
「あぁっちょ、ひゃ…あっやぶ!」
僕の腕を押さえつけたまま、僕のお尻に顔を落とし、薮の鼻や頬をスリスリと擦り付けられる。
「やだぁ…ヒゲ、あぁっ」
「本当にスベスベ。ヒカルのお尻最高。食べたい。」
「あんっ…もう、すけべオヤジ!」
足を動かし抵抗するも、ガッチリホールドされていて身動きがとれない。
「あっ、やぶそれやだぁ…っ!」
今度はまるでお尻を食べるように唇でハムハムされる。
その感触に、気持ちよくてゾワゾワして…自分の欲望がさらに質量を増して行く。
「やっぱり、美味しい。甘い」
「なにゆってんのぉ、あっ…舐め、ないでっ」
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まくま(プロフ) - 涼李さん» ご指摘ありがとうございます!すみませんでした!(>人<;) (2021年1月13日 0時) (レス) id: 74f2c0d3fa (このIDを非表示/違反報告)
涼李 - 失礼ですが薮の漢字違います。 (2017年4月4日 18時) (レス) id: cfabed38dd (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - natsuaさん» はじめまして、コメントありがとうございます(*^^*)そういっていただけると嬉しいです(*^^*)個人的におっさん×ショタが好きで…笑。しかもおっさん側は押されて断れず、仕方なく…的なシチュが好きです笑。もうしばらくティーンですが、徐々に大人にしていきたいです! (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - いのおりさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^^*)やぶひかは私も結局1番好きなCPです!薮にはもっとヒカルくんを可愛がってもらいます!笑 (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
まくま(プロフ) - ひかひかさん» 妄想していただけて幸いです(*^^*)薮のオヤジ具合とヒカルくんの幼さを掛け合わせてこれからも進めていきたいと思います。 (2016年12月17日 9時) (レス) id: 5a50ed067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まくま | 作成日時:2016年10月3日 20時