食堂のお姉さん！【呪術廻戦】

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天川side

もう7月だよ。じわじわ蝉も鳴いて、暑さが増してる気がする

真希ちゃんがこないだ任務帰りにお土産といって
買ってきてくれた風鈴が、唯一、涼を感じさせられる


こんな日のお昼は素麺だな。

1年ズはお台場にお出かけで、お昼は高級お好み焼き食べるって恵言ってたし、
今日は硝子ちゃんと2年生組だけ。
硝子ちゃんは遅くまで夜更かししてたみたいで
まだまだ起きてこないだろう。
2年組も自主練って言って出ていったばかり。

現在AM11:00
今から買い物行ってもみんながお腹空かせて食堂に来るまでに間に合いそうだ。

日傘さして行きつけのスーパーに向かう
外気温とは全く違ってスーパーの中は涼しい

あぁぁぁぁぁぁあ生き返る

かごに、胡瓜、ミョウガ、シソを入れてく
あ、プチトマトも買っとこう。

｢あら〜Aちゃんお昼ご飯のお買い物？｣
スーパーでよくばったり会う主婦さん達に
話しかけられた
｢あ、こんにちは、はい。暑いし素麺にしようかなって｣
｢良いわねぇ、うちもそうしようかしら。｣
世間話ちょっと巻き込まれ、ちょっと時間を喰ってしまった

来る時よりも日差しが強く、日傘さしてても暑い。
高専敷地内には入れたけど、暑すぎてムリ。
サラサラ流れてる小川の近くにしゃがむと、

うわっ、めっちゃ涼しい。最高かよ。

ちょっと小川に手突っ込んで涼んでいたら
｢ツナツナ？｣
棘くんが近くで自主練してたのか
手振りながらこっち来た

｢大丈夫だよ。ここ涼しいよね｣
そう言うとニコって笑って、私が持ってたレジ袋を覗いて持ち上げた
｢お昼ご飯は素麺だよ。｣
｢ツナマヨォ｣
嬉しそうにレジ袋掲げてスキップしてる

冷やしすぎた手を水から引いて、早く早くって
待ってる棘の横に行き食堂に向かう
並ぶと、とげぷーもあたしより身長高いんだなーって
少しちらっと棘を見上げると
後頭部ら辺の髪が1束だけ重力に逆らって上向きになってる

歩く度にぴょこぴょこ揺れてる髪に、
笑いがこらえきれなかった
｢すじこー？｣
なぁに？って首傾げて見てくるから
なんでもないよって伝えて、
平和な会話しながら食堂に入る

お昼ご飯の準備してると、
お腹すいたのかカウンターに手ついて
用意していたきゅうりの浅漬けをつまみ食いしようとしてきた
｢とげぷーがおてて洗ってくる間には素麺できるよ。｣
そう言うとダッシュで水道に向かって行った
｢しゃけしゃけ〜！｣

真希ちゃん達もそろそろ来るかな？
硝子ちゃんも起きてくるかなー
クーラーかけとこう

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