胃が痛くなる3【名探偵コナン】

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コナンside




｢経絡秘孔の1つ、出すっきゃねぇでしょのツボ！｣

自販機に着くと、赤いジャケットのおっさんが自販機に体当たりしていた

ジャラジャラとコインがお釣り口から溢れ出て
ジュースも馬鹿みたいに落ちてきている

｢うわ、｣

そんな不審者のおじさん見てAは口元ひきつらせて
誰がどう見たってドン引きしてるだろって言う顔をしている
そりゃそうだろ

｢うわー！そんなチップまでサービスしてくれなくたって｣

缶ジュースを腕に抱えれる分は、とまるでバーゲンセールみたいな事してるおじさんに声をかけると

｢おじさん、泥棒はダメだよ｣

ムスッとした顔で振り返ってきた

｢あ？人聞き悪いぞガキンチョ
ちゃんとお金入れたでしょ｣

｢1つ分ね｣

｢いいじゃん。コイツら持ってけって言うんだからさ｣

｢ホントに悪い人なの？おじさんそんな人に見えないのに｣

｢気をつけな、悪い泥棒だったりすんぞ｣

悪どい顔にAはクスクスと笑い始めた
お前さっきまで引いてたろ

｢そっか！おじさんそれで胸のホルスターに拳銃入れてるんだね｣

なんて言うとAは

｢ちょっ、馬鹿ですかコナン！本当に拳銃ならどうすんの｣

って慌てて俺の腕を引っ張って、早く離れようとしてくるが、おじさんが懐に手を入れて取りだしたのは拳銃ではなくビデオカメラ

｢お嬢ちゃんビックリさせてごめんなぁ｣

｢…本当に悪い人かと思った｣

｢ごめんなぁ｣

おじさんはAの頭をぽふぽふと撫でるから、俺は髭のおじさんから貰った500円分のコインを自販機前に置いて、
Aと俺の分の缶ジュースを取り、帰るぞとAを引っ張り自販機を後にすると

｢2本でいいのか？もっと持ってけよ
共犯しようぜ｣

なんて後ろから聞こえてきた




｢…コナン、共犯のお誘いきてるよ？｣

｢バーロー、するわけねぇだろ｣

ジト目でAを見るとクスクス笑って、
じゃなきゃ蹴り飛ばすわって。お前そういうとこ松田刑事に似てるよな


｢そろそろお酒飲み終わったかな｣

｢1杯で終わると思うか？おっちゃんがいい例だ｣

｢あぁ…｣

これには2人して遠い目
少し街を探検してから迎えに行こう。





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