【呪術】もうダルいわ。2！【モノノ怪】

16 side五条 ページ18

｢ねーパパ｣





僕はこの後のAの言葉に白目むいた

｢パパの娘辞めた方がいいのかな｣









｢なんで!!!???｣

｢私がいなかったらパパは彼女作れたんだよね｣

急にそんな話が始まって若干戸惑い気味の僕です


｢今日ね、クラスの子が母親の話をしてたの。
だったからね、私がいなかったらパパは彼女も奥さんも作ってたんじゃないかなって｣

確かに血は繋がって無いけど、
Aを本当の自分の子供のように可愛がって
薬売りさんから預かって、この2年、3年と育ててきた
周りから、親バカ、溺愛にも程がある、って言われるほどに


｢A、僕にとってAは宝物なんだ。

最初は優秀な呪術師になるからって育ててきたけど
そんなの関係なく、僕の娘として育ててるんだ。
彼女も、嫁もいらない。だからそんな心配しないでいい。

だからパパの娘を辞めるとか言わないで｣


「わかった？」

Aの方を掴んで目を合わせてそう言うと
首を縦に振った

｢うん｣


｢パパの娘になるの、嫌だった？｣
そう聞くと僕の首に抱きついてきた

｢ヤじゃない。
パパ大好きだもん｣

僕はその言葉を聞けて安心した。


ま、僕から離れるなんて事させないけどね。

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