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12 side五条 ページ14

「明日から教科書持ってくんだって!」
「じゃあ準備しないとだね!」

Aのランドセルに時間割表を確認しながら
1冊ずつ名前書いて明日使う教科書を入れていく
筆箱も入れて。
「明日から給食だもんな、、、あ、歯磨きセットも
忘れないで入れないと、」

Aも気になるみたいで、
僕の背中よじ登ってランドセルにいろいろ入れるのをじっと見てる
こんなにランドセルちっちぇのに、Aが背負うとデカいんだもんな。
逆にランドセルに背負われてるみたいだ。

「みんな良い子か?」
「んー、なんかいじめっ子みたいなのいた!」
は?
「もしも嫌な事されてもすぐ殴っちゃダメだからな」
「うん。」

お昼ご飯食べて早々に明日の準備したから
午後は学長に言われてA連れて2級退治
今更だけど結構教育に悪もの見せてるよね。
5歳になったAは、あの鬼神さんから貰った金棒を武具にして、闘うようになった
普通にしてたら重くて持てないけど呪力で軽くして振り回せるぐらいになった


「A、2級の呪霊怖くない?大丈夫?」
補助監督が現場まで運転する車の中でそう聞くと
澄んだ真ん丸お目目で僕を見上げてきた

「へーきだよ。だって
特級オバケ一番最初に見たし、、
もう見慣れた。パパもいるから」

おぅ、、、最後の言葉が嬉しい。
「パパこの任務頑張るね」
「だめ。これはあたしががんばるの!」
「えーと、ご、五条さん、今回のはAちゃん鍛えるためでもあるので、五条さんはやばいと思った時まで手出ししないようにと、学長が申しておりました」

知ってるよ。僕、学長に電話で言われたもん

「パパ!とばり!降ろして!」
「はーい!」

現場は、まぁ、ちょっと大きな公園、
人も割といるとこで。

帳を降ろして、Aを見てると、
呪霊が2体、Aと距離を保ちつつ攻撃して来ようとした。
が、

Aはあっという間に距離を詰めて金棒一振り

あっという間に払っちゃった


これさ、もう既に2級術師としてもいいんじゃない?
ていうか、既に特級も祓ってるから
階級は特級?
あ、でもAを危険なとこに派遣させたくないし、、、


パパはこの先不安です。

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A - めっちゃ面白いです!五条さんの親ばかには笑ってしまいます笑 (2021年8月19日 21時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆか | 作成日時:2021年1月30日 23時

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