Being fucked by sweet poison 2【梵天】 (ページ48)

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梵天は賭博はもちろんその経営だってしてる
でも取引先が自分の管轄外の所でそういう事してると
梵天側からしたらそれも裏切りに近しいもの
情報流される可能性が大きい。現に1つ流された

｢…ココさん、｣

｢ん？｣

｢賭博経営は、辞めないの？｣
隣に座って請求書の整理手伝っていたら
賭博掛け金の文字が見えて聞いてみた

｢んー、まぁそれで金持ってる汚ぇジジイ共とかが
沼にハマって金使いまくって勝手に堕ちて
こっちに上納金として上がってくるからな。
それに、あいつらもスリルを楽しみに来てんだろ。

昨日のニュース見て怖くなったか？
Aが心配してるような事は起きないから
起こさせないから安心して過ごせばいい｣

先日、ココさんとあの取引先を捕まえに行った
あの闇カジノはビルの一角で一般の人が簡単に辿り着くような場所ではない。キャッチとかで呼ばれたり
常連に連れてこられない限り

逮捕されたい人なんてない
だから闇カジノだって場所を転々とする
だと言うのに昨日
皆が月イチの上納金を回収しに行ってる間
ココさんとカクちゃんとお茶飲みながらテレビ観てたら
先日ココさんと行ったあの闇カジノが摘発
店長も、その場にいた客も逮捕されたニュースが流れた

｢Aが逮捕されるような事にはさせねぇから｣
違う。そんな心配じゃない
ぶんぶんと顔を横に振ると
不思議そうサラサラと流れる銀色の綺麗な髪を垂らして
顔をのぞきこんできた
細めがちな目の中の黒目が私を見る

｢あ？じゃあなんで聞いたんだ｣

｢だって、賭博の経営だってココさんの管轄じゃん｣

｢まぁ金勘定は俺がやった方が儲かるからな｣

｢だからっ、ココさんが逮捕されちゃうかと思ったの！｣

パチッと目の前の目が見開いた

｢、あっはっは！
え、何俺の心配してたのか？
Aは年々俺らに対して丸くなってきてるな｣

｢何それバカにしてんの｣

｢いや、最初はあのバカ兄貴2人とマイキーと三途にしか懐かなかったのに、今じゃ俺ら幹部の1番近い部下までには懐いてんだもんな
子供の成長見てる気分って事だよ

竜胆に至ってはAに対してもはやあれ父親じゃん
小さい娘持つ父親にしか見えなかったぞ｣

｢は？え？｣

｢蘭がホームビデオってお前自慢しに見せに来たんだよ
仕事中に｣

｢あ、それはなんか申し訳ないです
ってそうじゃなくて！｣

｢あーはいはい。俺も捕まんねぇから大丈夫だって
金で解決させっから｣
それをココさんに言われたら納得しかなかった

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