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｢Aちゃん、背の高い男の人と歩いてた？｣
昨日の夜、
髪色が割とカラフルな男3人と、Aちゃんの後ろ姿が居酒屋に入ってくのを見た。
髪長いのが二人いたけど男モンのスーツ来てたし、
カウントは男が3人でいいんだろう
ここ1週間店に遊びに来なかったAちゃんに聞けば、
心当たりがあるようで、
｢いつ？｣
｢昨日｣
｢あ、昨日は居酒屋さんに行くのに歩いたかな、｣
もしもあの中の誰かが彼氏とかだったら泣くんだけど。
にしても俺より少し歳上っぽい男の人達ばっかり
頼れる大人が好きなタイプ？
｢仲、良いの？｣
｢お兄ちゃん達なので、仲は良いですよ？｣
お兄ちゃん。今お兄ちゃんって言った
良かった、
ドラケン君と三ツ谷くんに相談したあの日からものすごく意識し始めちゃって顔見るとドキドキしてる
まじでもう俺も20代後半だってのに、中坊みてぇ。
｢どうしたんですか？｣
｢ううん、なんでもない｣
年上としての余裕なんてAちゃんの前じゃゴミクズ程だ
｢松野さん？｣
｢…俺の事は名前で呼んでくれないの？｣
｢え？｣
｢一虎くんは名前で呼んでるのに｣
思わず言ってしまった、
｢ごめん、気にしないで｣
｢千冬さん｣
｢え？｣
｢だって、年上の方を名前で呼ぶの失礼かなって思って｣
｢でも一虎くんの事呼んでたじゃん｣
｢あー、最初に名前で呼ぶように言われたんですよ。
苗字で呼ぶと訂正させられるし、｣
まじかよ、
一虎くん、なにめんどくさい事してんすか、
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｢三ツ谷くん聞いてください！
やっと名前で呼んでもらえました！｣
｢おー良かったなぁ｣
店閉めて飲みの席で嬉しくって皆に報告しちゃった
頬の緩みが止まらない
はぁ、名前呼んでくれた時のAちゃん可愛かったなぁ
｢Aちゃん、｣
『千冬さん』
やばァ、
｢おい一虎ぁ、お前の店長どうにかしろ。
未成年相手に恋してんぞ｣
｢俺に言わないでよ。自覚し始めてからずっとこんなだよ｣
｢まじ？やばすぎ。
てっきり付き合ったって報告かと思ったわ｣
｢、は？え？何言ってるんすかドラケン君
そんな、Aちゃんと？そんな簡単に付き合えるわけ、｣
たぶん今の俺キモイほどにニヤけてんだろうな
｢もー、どうしたらいいんすかね、｣
テーブルの上のビールジョッキ
結露がゆっくりと周りを巻き込み始め大きな塊になり
テーブルを濡らす
時間が経って減ってきた泡みたいに
会えない時間が切なさへと返させてくる
｢つら…｣
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まゆか(プロフ) - maaruさん» ありがとうございます！ラストまで楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2021年12月10日 4時) (
レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
maaru(プロフ) - ほんっとにきゅんきゅんするし面白いです〜！！最近読み始めたんですけどもうハマりました！まゆか様のペースで頑張ってください〜！ (2021年12月9日 21時) (レス) @page26 id: c5f091f9f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - shinox2さん» ほんとですよねー！この先どう展開にしようか楽しんで書いてます😂 (2021年11月29日 10時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 恋愛させてあげたいーー!!!!でもお兄様方のセコムが強すぎるぅぅぅぅ (2021年11月26日 16時) (レス) @page35 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - ▼とある黒兎さん» ありがとうございます!!!楽しんでいただけるような作品に作り上げていきたいので是非とも新シリーズも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです😂 (2021年11月13日 18時) (レス) @page11 id: 0b08a23bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年11月9日 4時
