藤井くんの彼女(仮)

デート、しませんか？ ページ24

「最近ええ感じやぁん」



お馴染みのお店でアイスをつつきながらニヤニヤする重岡くん。



サッカー部がお休みの水曜日、


こうして作戦会議を開く事は、毎週恒例となっていた。





「えへへっ、そうなんかなぁ」




昨日のことを思い出して顔が緩む。




「『藤井くんっ昨日はありがとう♡

これ、昨日の傘！』



『いや、Aが風邪ひかんでよかった』



『もうっ藤井くんったら♡』


きゃーーーーー！！！





.......って、ごめんやん

そんな顔で見んなよ、な？冗談やんか」





今日のお昼休み、傘を返しに行った時の会話を一人劇する

相変わらず騒がしい重岡くんを冷めた目で見つめる。






「わたし、そんな変な喋り方してへんし」



「ごめんって」



「藤井くん、そんな変な顔じゃないし」



「ごめんっておい！！！誰が変な顔や！」





タオルは乾かなかったからまた返さないとなぁ





「おーーーい聞こえてるか？」





いい匂いやったなぁ





「無視はやめてくれよぉ」




「あっ、ごめんね

なんて？」





「もうええ、

本題や本題」





不貞腐れている重岡くん。




でもこうして藤井くんと話せるようになったのも彼のおかげやな


という言葉は口に出さないでおこう





うるさそうやから。笑




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お星様に色がつきました☆


いつも読んで下さりありがとうございます(^^)

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