［橙］Disfeeling Love ページ16
TRPGファラオの妖精の呪いシナリオ
#Disfeeling Loveとは
愛情が強過ぎるゆえ、罪悪感等他の一切の感情が消え去ること。
転じて、生命線を切られないよう自身の感情を押さえ込み相手の愛情に応えること。
誠の辞書より引用
(オリジナルの言葉、つまり造語です)
祖国の博物館に依頼され、理由こそ違うものの各国から集った数名と共に遺跡の調査に乗り出した。数々のトラップを潜り抜け、発掘監視員に謎の薬を飲まされそうになったり古代言語学者のセクハラに合ったり、途中仲間二人が床に落ちて触手まみれになったりとと中々に大変だったが、やっと最深部辺りまで来る事が出来た。
遂に大トリである宝物庫前に辿り着いた時、妙に心地良い声が空気を揺らす。どうやらエーミールさんが眼鏡を用いて交信した霊らしいが、彼はファラオの霊魂だという。カメン・チーノ一世と名乗る男性は、抜け道から帰してやるから早く出て行けと催促した。
「ちょっと待って下さい！うちのパーティーの二人が穴に落ちたんですけど…」
「あ〜…アレはもう無理や。ワイも寂しいからな、置いといて貰うわ」
エーミールさんが尋ねるが、あっけらかんと言い放たれた答えに血の気が引いた。確かに初めて会った人達ではあるけれど、此処まで一緒に来た大切な仲間だ。どうにか助けて貰えないかと交渉を持ちかけようと彼の方を見ていると、橙色の視線とぶつかる。あの、と私が口を開くのより先に、ファラオの霊魂が言葉を紡いだ。
「へぇ…ええよ、その二人も帰したるわ。もうあんたらに用は無いし、さっさと帰ってや」
帰れと霊魂が言うのに合わせて、バコンッと私以外の調査員が立っている所の床が抜けた。彼等を飲み込んだ暗闇を見るが、光が届かないのか、将又底がないのか、人影は闇に溶けてしまって一切見えない。
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ゆずは - コメント失礼します。ヤンデレにはまった時期があり実は少しずつ、小説を見させていただきました。返信、遅くなってしまいましたが、Twitterの方でも頑張ってください。これからも、応援させてもらいます。 (2022年3月14日 19時) (
レス) @page42 id: 083d316892 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 今までひっそりと応援させていただきました。ありがとうございました。貴女のこれからに溢れんばかりの幸があらんことを。 (2022年3月13日 1時) (レス) id: 022985fa21 (このIDを非表示/違反報告)
誠(プロフ) - レス機能が休暇中なのでお一人お一人にお礼を申し上げることは出来かねますが、いつも暖かなコメントをありがとうございます。私は幸せ者です、この棺の箱庭の蓋は閉じてしまいますが、ひっそりと文字書きは続けていきますので、よろしければこれからもお付き合い下さい (2022年3月12日 4時) (レス) id: 1fa7f4b5d2 (このIDを非表示/違反報告)
鵯(ひよどり)(プロフ) - お疲れ様に御座います。貴殿に幸あらんことを。徒然たる貴殿が真に誠に美しい。 (2022年3月12日 1時) (レス) id: 72d1a498da (このIDを非表示/違反報告)
塩酸(プロフ) - この界隈の小説の作者様の中で1番大好きです。普段から素敵な作品をありがとうございます。 (2022年3月1日 21時) (レス) id: 5d3824b2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠
| 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2021年9月4日 23時
