#2 ページ15
［青］
「勉強ねぇ、本当に必要？そんな事せんでええよ、僕とゲームでもせえへん？あ、お菓子買うて来たんやけど食べるよな？Aちゃんを苦しめる其のノートと教科書はさっさと片付けような。」
下がっていく成績と、無くなる周りからの期待。勉強がこんなにも苦痛になったのは、確か彼と出会ってから。しかし甘い誘惑には勝てず何時の間にかノート類は鞄にしまい込まれていた。お勉強に疲れたなら、彼と息抜きしますか？
劣等生への道を辿るけど。
［水］
「お前またそんな事やっとるんか…何で勉強する必要があるん？将来の夢は決まっとんか？やりたい事でもあるんか？親に褒められる為なら止めろ、あんなのフィクションや。俺なら勉強が出来んでも、Aを愛したるのに。」
酷く悲しそうな目を向けるから、思わずシャーペンを放り出してしまった。両親はお勉強が出来る私が好きだから、止められないの。でも…お勉強に疲れたなら、彼と逃げてしまいますか？
将来とか、どうでも良いかな。
［黄］
「A〜？あらら泣いてどしたん、学校辛いん？そっか、勉強に疲れたんか。Aはこんなに頑張っとんのにあの子には勝てないし、努力を認めて貰えない、ね…俺は全部知っとるよ。Aの頑張りも、何もかも全部。さ、気が済むまで泣こうな。」
壊れ物を扱うかの様に抱き締められた。誰かにギュッとして貰うなんて、何時ぶりだろう。頭を撫でる彼の背中に手を回して、その温かさに酔いしれた。お勉強に疲れたなら、彼の温もりを求めますか？
その体温、毒じゃない？
［黄緑］
「そんなん止めて構ってぇや！なぁ、俺と勉強どっちが大事なん？俺よな、な。んふふ、知っとるで。勉強なんか出来んでもええやん。いや、Aが頑張っとるのは充分、分かっとるよ？でもな、俺からAを奪う其奴、気に入らへんわ。」
背後から腕を回して来た構ってちゃんの彼。寂しそうな彼に絆されて、参考書を棚にしまえば彼と自分だけの世界へ。お勉強に疲れたなら、彼に構ってもらいますか？
文字通り、ずっと一緒。
(ゾムさんの一人称って僕？俺？なんか定まらないです。)
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にあ - 待ってコメ欄に大好きな作者様がいるんだけど…いつも楽しく読ませて頂いてます作品更新頑張って下さい誠さんみそ漬けキュウリで殴るさん（限界オタク） (2022年2月26日 14時) (
レス) @page26 id: c982b0a7d0 (このIDを非表示/違反報告)
みそ漬けキュウリで殴る(プロフ) - あれ、もしかして40ページのtnと夢主ちゃんが住んでる家が高層マンションなのって逃げ出さないようにする為だったり…？誠さんのお話表現とかが美しすぎて本当に好きです… (2022年2月22日 7時) (レス) @page40 id: ed00509d09 (このIDを非表示/違反報告)
誠(プロフ) - 紫紅兎さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです… (2020年12月26日 18時) (レス) id: b57bb5d927 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - 虫のeさんのお話がｯｯ好きすぎて…！！毎日朝昼晩と読ませていただいております…呪いをモチーフにしつつ…儚さもあり…誠さん天才か何かですか…まって尊いがすぎますよ…更新楽しみにしております…誠さんのペースで頑張って下さい (2020年12月26日 11時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
( ・∇・) - ページ40のお鍋が冷めるシーンが人の恋を表している感じがしてとても面白かったです！ (2020年11月15日 10時) (レス) id: fdab07ad69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠
| 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2020年7月17日 18時
