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モニターに映ったのは本当に一瞬だったが、快活な金髪に色違いでお揃いの魔法少女の服、光る黄色いハートの宝石、間違い無く、私が愛すべきあの子の姿だった。ロボロさんの両肩を掴んで、何故あの子が此処に居るのかと問いただした。
あの子は、私を探しにきてくれたのだろうか。其れとも、此奴らに拉致されて…！頭の中があの子の事で埋め尽くされる。どうか、どうか前者でありますように。私を必要として、新しいピンクを振り切って此処まで来てくれたと思いたい。
「そんなん居った？此処のセキリュティは一般人が入れる程ヤワじゃない、この前部屋から出て分からんかったんかなぁ…と言うか今Aの前に居るのは俺なんやけど？何でなん、何で俺は必要じゃ無いん！分かるやろ、誰かに必要とされたい気持ち。」
雑面を取る事によって見えたロボロさんの瞳には涙が浮かんでいた。まるで愛を渇望する小さい子供の様。若しくは…あの子から見た、私の姿。腕に血液が通わなくなってしまうのではないかと錯覚する程に力強く掴むロボロさんを、振り払う事は出来なかった。早くあの子に会いたい、でも私を抱き締めるロボロさんを放って置けない。
「なぁ、俺の名前呼んで？俺を愛して？俺がAに送った愛の分だけ俺に愛をくれへん？何でAは彼奴に執着するん？なぁ、答えて…答えてや！」
分からない、解らない！あの子の名前も、ロボロさんの言う“愛”も、自分が今何をすべきかも。お互い言いたい事を言い切った後、ロボロさんも私も息が絶え絶えだった。岸に打ち上げられた魚が水を求める様に、私達も愛を必要としていた。
「お、俺も悪かったわ。お互い様や、一回落ち着こ…それで、俺に力を貸して欲しいんやっけ？じゃぁ愛を俺に頂戴。Aの考える“愛”。好きとか、そんな薄っぺらい言葉やのうて、Aの心の奥深くに眠っとる愛を、俺に頂戴。」
……随分と、難しいお題だな。愛、愛ね。結局、愛って何なんだろう。
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ゆう - 幸せなハッピーエンド(?)になって良かったです!! (5月22日 22時) (
レス) @page42 id: f98c154ca8 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - 上から目線失礼致しました (2023年4月27日 23時) (レス) id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - ハッピーエンド感が漂ってますけどなんて言うんやろ深く？見たら意外とバッド？エンドですね！まぁ夢主ちゃんや、d！の人達が幸せなら私は何でも良いですけど。 面白い作品ありがとうございました！ 他の作品も好きです！これからも応援しています。頑張ってください (2023年4月27日 23時) (レス) @page42 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
杏豆 - とってもおもしろかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2022年9月3日 11時) (レス) @page43 id: d80eb34582 (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。(プロフ) - コメ失礼します。大好物が詰まりに詰まっていて無事昇天することができました!!素敵な作品をありがとうございます!! (2022年8月6日 6時) (レス) @page43 id: f4cd021470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠
| 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2020年7月22日 21時
