［異世界］砂糖菓子の魔法少女［SCP-1455-JP］*色々注意 ページ21
#痛い表現注意報
#先にご本家の閲覧を推奨
「Aちゃん、襲撃やで！」
「任せて鬱君、絶対倒してみせるから！」
鬱君が指差した先には、砂上の楼閣の如く崩れ去り瓦礫と化した鉄筋コンクリート造のビルや、恐怖に打ち震え逃げ惑う人々の姿があった。
早く助けなきゃ、と深海色の宝石が煌めくステッキを一振り光の粒子を身に纏うと、セーラー服が淡いピンクの洋服へ変わる。主人公になった気分で甘いフリルや繊細なレェスで装飾されたスカートを翻し、目に煩い金髪と光彩を放つ宇宙色の瞳を持つ男性の元へ向かった。
「また現れたわね！この愛の戦士Aがあなたを成敗しちゃうんだから！」
怪物に走り寄り、右手で拳を作って攻撃を仕掛けようとするが、軽く受け止められそのまま力を込められる。人体骨格が砕け散る鈍い音が響き、喉から情けない嗚咽が溢れた。力の抜けた私の腹に一発拳が叩き込まれ、吐き気から地面に蹲ってしまう。
「雑魚やなぁ」と私を嘲り笑った敵に両腕を掴まれ持ち上げられてしまい、脚を振って抵抗したが徐々に両肩の関節が悲鳴を上げ始めた。左右に引くように力を加えられている腕からぎちぎちと身体の組織が軋む音が漏れ、ぽたりと地面に落下した一滴の鮮血が水溜りを形成し、段々と大きく成長する。
「お前の腕が千切れるとこ、よぉ見とくんやで」
「やめて！離して！お願い、だから、お願いやめて……！」
ぼろぼろと大粒の涙があふれ、空色と視線が交錯した瞬間地面に投げ出された。もう、腕は痛くないけど、肩が物凄い熱を孕んでいて熱い。そっと両腕の接続部に目をやるが、そこには何も付いておらず、最早ぼろ切れと化したレースが可愛い袖口からは絶えず赤黒い液体が流れ出ていた。
急速に体温が失われ、体が冷えていく。唯一、傷口だけが焼け爛れる様に熱い。逃げなきゃ、逃げないと。
「お、A逃げるんか？こんなもん序の口やろ、まだ足りんわ」
ずりずりと残った両脚で地面を這うが、敵に左脚を掴まれ引き寄せられた。やだ、やだ、いやだ、やめて、やめて！痛む体に鞭を打ち右脚を振り上げると、ペチャリと間抜けな音と共に背中に生温かい液体が掛かった。右脚の感覚が消え失せ、目の前にぷらんと見慣れた靴が掲げられる。靴には人間の足が納まっていた。
「ダルマになりとうなかったら、おとなしゅうしとくんやな」
女の子の夢が詰まった可愛い衣服が引き千切られ、敵は私の腰部を抱え持ち上げた。
#→←［黄緑］とにかくヤバくてヤバいんだって！［SCP-881-JP］
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虚無虚無ぷりん - 私得が過ぎる……！！scpに愛されるだけでも幸せなのに×wrwrdとは……！！大好きです！応援してます！！ (7月8日 22時) (
レス) @page2 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - 好きです！好きすぎてヤバイです！！もうほんとヤバイです。本家も忠実に再現しているし、それでもってオリジナル要素を加えるのめっちゃにがてなんでヤバイくらい羨ましいです！これからも楽しみにしてます！ヤバイ長文になってしまいました…失礼しました(手遅れ) (2022年2月19日 19時) (レス) id: 3b214b8514 (このIDを非表示/違反報告)
民草さん(プロフ) - 私得×私得でビックリしました…！あの、rbさんで、scp-5031をよろしいでしょうか？これからも頑張ってください！！ (2022年2月18日 23時) (レス) @page21 id: dc2584af8a (このIDを非表示/違反報告)
No.3 NOM - SCP-1316でshpさんどうですか？ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 26c3a40ab4 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ - おぁ…こっちが語彙力喪失する…好きのど真ん中を貫かれた気持ちです、ありがとうございました！どうかお体に気をつけて！ (2021年8月9日 4時) (レス) id: 5744dc7a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠
| 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2020年5月28日 17時
