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[黄緑]ネバーランドで大人になると殺されるらしい ページ11

#約ネバパロ


私は元々此処とは違う孤児院…農園にいた。しかし、学力、運動神経共に周りより頭一つ分抜き出ていた私は、イレギュラーとしてGFに移されたのだろう。

此処の子はそんな私を温かく迎えてくれて、同級生のトントン君、鬱君と特に仲良くなった。

移された時は此処が農園だなんて夢にも思わなかったが、トントン君から全てを教えて貰った。里親が見つかり門へ向かった弟の忘れ物を届けようと後を追いかけると、鬼が弟の胸に花を刺していた事、ママが鬼に出荷状況の確認をしていた事。

聞いた時は信じられなくて、でもみんなの表情を見るとそれが真実だなんて明らかで。あの時は涙が止まらなかったが、みんなが必死で慰めてくれた。

…あの時が懐かしいな。回想に浸ってみたが、気を抜いている暇ではない。今は脱獄の真っ最中。どうやらママは疲れて眠ってしまったらしい。30分は起きないだろう。

しかし気は抜けない。ママが寝てもゾムターが残っている。彼は危ない。ママは如何に私たち商品を傷つけず逃さないかに重きを置くが、ゾムターは問答無用で剣を振りかざしてくる。

「A!そっちゾムターが居ったからこっちやで!」

ロボロ君が腕を引いてくれる。どうやら扉が開いたらしい。後は壁を登って外に出るだけだ!ロボロ君と外に出て、壁を目指す。勿論見つからないように、足音を消して。足跡も残さないように細心の注意を払った。

ロボロ君は外に出たら先生になりたいと言っていた。トントン君は警察に、鬱君は…すたー、だっけ?実際にそんな職業が有るのかは分からない。外の世界の事なんて何も知らないのだ。でも、きっと、外の世界は自由で楽しいのだろう。

外に出たら白いシャツに白いスカートなんて止めて、いろんな色の服が着てみたい。コネシマ君に、水色のワンピースを着て欲しいと頼まれた。絶対似合う!とコネシマ君のお墨付き。

壁も見えてきて、全て上手くいく、筈だった。




壁にはみんな集まっていた。でも、何かがおかしい。何でみんな、逃げないの?どうして、動かないの?

ザク、っと後ろから何かが切られる音がした。脚には温かい液体が付着している。やだ、見たくない。理解したくない。ロボロ君、後ろにいたよね?何で喋らないの?

#2*注意→←#3



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設定タグ:wrwrd , ヤンデレ , 短編集
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ロイエ - やばい、同志がここに居た。(本音:ヤンデレ大好き!逆ハー万歳!!)はい。 (2022年1月10日 23時) (レス) id: 32127d00d4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - マイソさん» 是非しましょう((( (2021年1月24日 14時) (レス) id: b57bb5d927 (このIDを非表示/違反報告)
マイソ - あああわかります。じわじわきて捕まる。それが萌えるんじゃぁ…趣味が合いすぎます。結婚して彼らのこといっぱい話しません(( (2021年1月16日 23時) (レス) id: 05f946baf6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 地稲さん» きっと美味しいです炭なんて作らないよ(震え声)そう言って頂けて嬉しいです! (2020年8月1日 21時) (レス) id: d6a456411c (このIDを非表示/違反報告)
地稲(プロフ) - 妖精さん妖精さん…。眉毛英国紳士ポジは彼なんですね分かります。いやぁ彼の作る料理は美味しいんだろうなぁ(震え声)共依存は大好物ですありがとうございます。 (2020年8月1日 15時) (レス) id: a7f6c2fae7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://around-the-clock  
作成日時:2020年5月25日 3時

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