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!JM
バタンという音がしてドアが閉まる。
彼女が居なくなった瞬間、皆一斉に喋りだす。
「…ハーフアップでしたね、Aさん。」
「な、キュンとした。」
「単純ですね、ヒョン。」
「うるさい、ジョングギ。」
軽口を叩き合っているテヒョンとジョングク。
「今日、Aさんが通訳なんだ!」
「あー、イギリス英語は僕も聞きとりづらいですし…
そう考えるとスゴイですよね、Aさん。」
「俺はお前も十分尊敬に値するよ。」
楽しそうなジニヒョン、感心したようなナムジュ二ヒョン、少し笑っているユンギヒョン。
そんなメンバーの様子を見ていると、背中に衝撃が走った。
「なんですか、ホソギヒョン…」
「ジミナ〜!お前抜け駆けか?
よろしくお願いしますって!!」
「そんなんじゃないです!」
「いや〜でもかわいかったなあAさん。
キュンとした!」
ホソギヒョンの言葉で、さっきのAさんを思い出す。
「ホント、キュンとしました。」
「あー俺も声掛ければよかった。」
「マネヒョンは良いですよね〜
Aさんとたくさん話せて!」
「そうか?まあ、でも美人だよな。」
「は〜白々しい!
さっき照れてたじゃないですか!ヒョン!」
「ジョングギ、まさか反抗期か…?」
もうすぐカメラも入る取材なのに、俺らの話題は彼女のことばかり。
そんな中入ってきたもう一人のメイクさん。
「アレッ!?Aさんは?」
「え、相手側と打ち合わせに行きましたよ?」
「え〜カメラ入る取材だからメイクさせてもらおうと思ったのに…!あのぷるぷるの唇グラデにしたかったのに!」
「あ!なら私は髪いじらせてほしかったです〜!」
「でも、あの瞳にもキュンとしちゃうから、
アイシャドウものせたい…」
メイクさんまで彼女にキュンとしちゃってるらしい。
(皆、彼女のトリコだ。)
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ひおり(プロフ) - とっても面白いし、背景?とか文字フォントとか可愛いですね!因みにこういうのはどうやるのですか?? (2019年8月5日 13時) (レス) id: 54b1b3a773 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - Satieさんの小説大好きです。一気に読んでしまいました。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2019年4月2日 6時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Satie | 作成日時:2019年3月24日 2時