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#003 ページ3

!JM


バタンという音がしてドアが閉まる。

彼女が居なくなった瞬間、皆一斉に喋りだす。


「…ハーフアップでしたね、Aさん。」
「な、キュンとした。」
「単純ですね、ヒョン。」
「うるさい、ジョングギ。」

軽口を叩き合っているテヒョンとジョングク。


「今日、Aさんが通訳なんだ!」
「あー、イギリス英語は僕も聞きとりづらいですし…
そう考えるとスゴイですよね、Aさん。」
「俺はお前も十分尊敬に値するよ。」

楽しそうなジニヒョン、感心したようなナムジュ二ヒョン、少し笑っているユンギヒョン。


そんなメンバーの様子を見ていると、背中に衝撃が走った。


「なんですか、ホソギヒョン…」
「ジミナ〜!お前抜け駆けか?
よろしくお願いしますって!!」
「そんなんじゃないです!」
「いや〜でもかわいかったなあAさん。
キュンとした!」


ホソギヒョンの言葉で、さっきのAさんを思い出す。

「ホント、キュンとしました。」
「あー俺も声掛ければよかった。」


「マネヒョンは良いですよね〜
Aさんとたくさん話せて!」
「そうか?まあ、でも美人だよな。」
「は〜白々しい!
さっき照れてたじゃないですか!ヒョン!」
「ジョングギ、まさか反抗期か…?」


もうすぐカメラも入る取材なのに、俺らの話題は彼女のことばかり。

そんな中入ってきたもう一人のメイクさん。

「アレッ!?Aさんは?」
「え、相手側と打ち合わせに行きましたよ?」
「え〜カメラ入る取材だからメイクさせてもらおうと思ったのに…!あのぷるぷるの唇グラデにしたかったのに!」
「あ!なら私は髪いじらせてほしかったです〜!」
「でも、あの瞳にもキュンとしちゃうから、
アイシャドウものせたい…」


メイクさんまで彼女にキュンとしちゃってるらしい。


(皆、彼女のトリコだ。)

#004 好かれちゃう彼女→←#002 話題の彼女



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作品ジャンル:タレント
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ひおり(プロフ) - とっても面白いし、背景?とか文字フォントとか可愛いですね!因みにこういうのはどうやるのですか?? (2019年8月5日 13時) (レス) id: 54b1b3a773 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - Satieさんの小説大好きです。一気に読んでしまいました。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2019年4月2日 6時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Satie | 作成日時:2019年3月24日 2時

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