76th Love ページ31
.
そろそろ戻ろうか、と北人さんに言われてから楽屋に戻ってきたら壱馬くんも慎もいなくて樹くんもいなかった。
LIKIYA「あ、丁度よかった。今日はもう皆帰ろうって話してたとこなんだ」
楽屋に戻るとLIKIYAさんがそう告げられて、申し訳なさに心を埋め尽くされていたら健太さんが私の元まで駆け寄ってきた。
健太「果歩〜！大丈夫だった！？果歩は悪くないからね！？」
海青「健太さん、そっちの方が果歩にとっては重いんじゃないですか？」
陸「そうだよ〜！果歩が考えることなんて何もないからね！？」
翔吾「…いや、それあんまりフォローなってないですよ、陸さん」
「ふふ笑 大丈夫です、ありがとうございます」
健太さんと陸さんの相変わらず下手なフォローに思わず吹き出すと、周りのメンバーも嬉しそうに笑ってくれた。
楽屋内が少し明るくなって、メンバーが笑いあってるのを見ていると不意に後ろから肩を叩かれる。
北人「何かあったらいつでも相談していいからね？悩む事も大事だよ？」
「嫌な事あったら北人くんの家に乗り込むね」
北人「え、それは勘弁。酔った果歩のこと介抱できないもん」
「え〜、私そんなに酔わないよ」
北人「意識ないだけだから！それ！笑」
そんな話をしていて思い出すのは、やっぱり慎。
慎にも同じようなこと言われてたな、なんて1人で考えてまた気分が下がりそうになる。
そしたら北人くんは困ったように笑って私の肩を抱く。
北人「………もう、余計なこと考えないの」
「、あ、ごめんなさい、」
北人「月に1回ね」
「…ん？」
北人「月イチなら許してあげるよ、家に来るの」
「ほんとに！？」
北人「はいはい、分かったから笑」
照れ臭そうに視線を逸らしながら言う北人くんを見てると締め付けられてた心が少しだけ開放されたような気がした。
昂秀「ねぇ、果歩さん果歩さん」
「何ですか？昂秀さん」
昂秀「今日ご自宅に訪問してもいい？」
「え〜、」
昂秀「オンラインゲームしたい！」
「…は？自分の家でやってよ」
昂秀「だって引っ越したばっかでWiFi繋がってない！」
「…………なんて我儘な、」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 903人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月亜莉亜(プロフ) - ものすごく続きが気になってしまいますねこのお話 これからも更新頑張ってください！ (2020年5月12日 7時) (
レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 何度も申し訳ないです！あくまで私の妄想ですので、ルルさんの書いていくストーリーを楽しみにしております！^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 「作者より」のページも読ませて頂きました！ルルさん☆私、慎推しですがその次は山彰が好きでして( ^ω^ )なのでルルさん提案の山彰賛成です☆主人公ちゃんがルートCで、山彰との絆もあったりして山彰リスペクト＆ヒーローだったら素敵だなって思っちゃいました^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - まこ、、心が痛い (2020年4月3日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - お返事ありがとうございます！物語がゆっくり詳しく進んでいくのが凄く嬉しいです☆キュンキュンでワクワクで最高です！これからも楽しみにしていますね！更新頑張って下さい☆応援しています！^^ (2020年4月2日 8時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：lulu.etoile | 作成日時：2020年3月20日 20時
