50th Love ページ4
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side...Makoto
6:09pm
若干長引いた仕事も終わり、メンバーより一足先に楽屋を後にした。
エレベーターで1階まで降りて、受付嬢の方に軽く挨拶だけして事務所を出る。
勇征「あ、」
慎「…お疲れっす」
勇征「お疲れ様です」
慎「いつからそこいたの」
昼間は暖かくなってきたけど、やっぱり夜は寒い。
事務所を出てすぐの壁に寄りかかっている勇征くんは少し寒そうで鼻も赤くなっていた。
勇征「1時間前くらいじゃないですかね」
慎「………そんなに、」
勇征「慎さん、俺、本気なんで」
慎「……」
勇征「負ける気しないんで」
そう語る勇征くんの表情は本気そのもので、見たことのない顔だった。
慎「なんで僕に？」
勇征「そうゆう慎さんは余裕そうじゃないですか」
慎「僕関係ないんですけど」
勇征「………本気で言ってます？」
慎「果歩に興味がないって言ってるわけじゃない。勇征くんと果歩の関係がどうであっても僕には関係ないってことです」
勇征「先輩だからって手は引きません」
勇征くんの目付きは鋭さに少しビビりながらも負けじと睨み返す。
「あれ？慎もいるじゃん」
気付いたら後ろには果歩がいて、笑いながら俺と勇征くんのもとに歩いてきた。
慎「じゃ、僕はここで」
勇征「失礼します」
「じゃあね！慎」
後輩とこんな風になるなんて思ってなかった。
正直、余裕だってあった。
向こうはグループも違うんだから関わりも少ないし、手を引いてくれるもんだと思ってた。
でも恋愛ってそんな簡単なものじゃない。
本気で恋なんてしたら先輩後輩なんて関係ないし、自分じゃ無理だって諦めることだってできない。
それに勝てる気がしない。
勇征くんみたいな男らしくて面白くてかっこいい人に好きって言われたら意識しちゃうでしょ？
俺みたいに我儘じゃなくて優しい。
偏屈な俺とは違って勇征くんは素直だし、よく笑うし。
勇征くんとは真逆の自分の性格にまた自分の気持ちは落ちていく。
果歩は勇征くんのことをどう思ってるんだろう。
不安だけが俺の心に積もっていった。
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如月亜莉亜(プロフ) - ものすごく続きが気になってしまいますねこのお話 これからも更新頑張ってください！ (2020年5月12日 7時) (
レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 何度も申し訳ないです！あくまで私の妄想ですので、ルルさんの書いていくストーリーを楽しみにしております！^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 「作者より」のページも読ませて頂きました！ルルさん☆私、慎推しですがその次は山彰が好きでして( ^ω^ )なのでルルさん提案の山彰賛成です☆主人公ちゃんがルートCで、山彰との絆もあったりして山彰リスペクト＆ヒーローだったら素敵だなって思っちゃいました^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - まこ、、心が痛い (2020年4月3日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - お返事ありがとうございます！物語がゆっくり詳しく進んでいくのが凄く嬉しいです☆キュンキュンでワクワクで最高です！これからも楽しみにしていますね！更新頑張って下さい☆応援しています！^^ (2020年4月2日 8時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lulu.etoile | 作成日時：2020年3月20日 20時
