70th Love ページ24
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「ねぇ、翔平さん遅刻だよ!」
翔平「いや、まだ後5分あるって!」
「5分前には着いてるのが普通なの!」
昨日は全くと言っていいほど眠れなくて、やっと眠れたと思ったら今日の朝は寝坊。
タクシーとかを呼ぶ方が時間がかかると思って、自宅から会社まで猛ダッシュ。
やっと事務所の裏に着くと呑気に向こう側から歩いて来ている翔平さん。
翔平「果歩がこんなに遅く来るの珍しいね」
「眠れなかったんです」
翔平「まぁワタクシも珍しいんですけどね、5分前に到着するなんて」
「自慢するとこじゃないですから、それ」
2人でエレベーターに乗って向かう先はランペの楽屋。
まぁ5分前だし、翔平さんいるしいっか。
エレベーターを降り、走るのも疲れて2人でダラダラと歩いていると、何処かから聞こえる鈍い音。
翔平「うわっ、なんか凄い音した」
「え、なになになに」
何処からだろう、と2人で耳を澄ましていると次に聞こえてきたのは何人かの叫び声。
樹「北人さんっ!大丈夫ですか!」
陣「壱馬!何してんねん!」
翔吾「壱馬!落ち着いて!」
「………え?北人くん、?」
翔平「と、壱馬さん?」
音がした所が自分たちの楽屋だと分かった瞬間走り出す私たち。
「…………何してるんですか?」
私たちがドアを開けた先には、翔吾くんと海青くんに拘束された壱馬くん。
机に腰をかけるようにしてずっと下を向いてる慎。
そして私たちの目の前にいるのは樹くんに支えられた状態で座り込んでいる北人くん。
翔平「…………どうしたんですか?」
健太「……あー、これはなんて言うか、、」
健太さんが口ごもっていると、翔吾くんと海青くんに腕を掴まれた状態だった壱馬くんと目が合った。
壱馬「…果歩は見たよな?慎と村崎って人が一緒に居るとこ」
慎「…………」
壱馬くんにそう言われて慎を見ても黙って下を向いてるだけ。
「……………北人くん、医務室行きましょう?、腕怪我してます」
ここで、この話をしたら慎に何か言われてしまうような気がして、
自分が傷ついてしまうような気がして、
それが怖かった私は北人くんの腕を引っ張って楽屋を出た。
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如月亜莉亜(プロフ) - ものすごく続きが気になってしまいますねこのお話 これからも更新頑張ってください! (2020年5月12日 7時) (レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 何度も申し訳ないです!あくまで私の妄想ですので、ルルさんの書いていくストーリーを楽しみにしております!^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 「作者より」のページも読ませて頂きました!ルルさん☆私、慎推しですがその次は山彰が好きでして( ^ω^ )なのでルルさん提案の山彰賛成です☆主人公ちゃんがルートCで、山彰との絆もあったりして山彰リスペクト&ヒーローだったら素敵だなって思っちゃいました^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - まこ、、心が痛い (2020年4月3日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - お返事ありがとうございます!物語がゆっくり詳しく進んでいくのが凄く嬉しいです☆キュンキュンでワクワクで最高です!これからも楽しみにしていますね!更新頑張って下さい☆応援しています!^^ (2020年4月2日 8時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lulu.etoile | 作成日時:2020年3月20日 20時