66th Love ページ20
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side...Kazuma
レコーディングが終わって、さぁ帰ろうかって時。
事務所の入口に来た瞬間、降り始めた雨。
天気予報では曇りと言っていた今日。
壱馬「雨降るんじゃん」
仕方ないと思って元来た道を戻っていると、前に見覚えのある後ろ姿。
ダメもとで聞いてみたら運良く持ってたらしくて一緒に帰ることに。
壱馬「まじ助かったわ。雨止むまでジムにいようと思ってたもん」
「レコーディング後にジムはもう陸さんだよ」
壱馬「それ陸さんのことディスってる？」
「まぁ、若干？」
壱馬「はい、報告〜」
「は？じゃあ入れませんよ」
壱馬「はい、やめます」
「よろしい」
慎ごめん。今日は果歩のこと借ります。
果歩を独り占めできる優越感もありつつも。
俺の後ろを着いてきている果歩は鼻歌を歌いながら受付嬢の方たちに頭を下げている。
壱馬「ご飯食べて帰らん？」
「えー……………いいですよ」
壱馬「なんなん今の間」
「一瞬迷ったけど壱馬くん酔わないからいっかって」
傘取ってきますね、と言って傘立ての方に歩いていく果歩。
壱馬くん酔わないからって、酔うのお前の方やろ。
そう思って事務所の入口のところから外を見る。
さっきより雨足の増した空を見上げていると、視界に写ったショッキングピンクの傘。
その傘の中に見たことのある顔が見えて目を凝らす。
壱馬「……慎？、、と誰？」
慎とその横にいるのは女の人。
見たことはあるけど、どこで見たかもなんて名前かも分からない。
なんで果歩じゃない他の女といんの？果歩のことが好きなんじゃないの？
果歩のことが好きだって言ってたくせに、他の女と一緒に歩いて笑いあってる慎に無性に腹が立った。
壱馬「何してんねん、あいつ」
「ん？どうしたの？」
俺の横からひょっこりと顔を覗かせた果歩を咄嗟に抱きしめる。
こんなの果歩が見たら傷つくなんて分かりきってるから。
「ね、ねえ壱馬くん、」
壱馬「いいから、見んなって」
慎が平気で果歩以外の女と歩いている。
果歩はこんなに悩んでるのに、苦しんでるのに。
怒り、不安、悲しみを当てつける場所もなく、ただ果歩の頭を自分の胸に押し付けることしかできなかった。
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如月亜莉亜(プロフ) - ものすごく続きが気になってしまいますねこのお話 これからも更新頑張ってください！ (2020年5月12日 7時) (
レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 何度も申し訳ないです！あくまで私の妄想ですので、ルルさんの書いていくストーリーを楽しみにしております！^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - 「作者より」のページも読ませて頂きました！ルルさん☆私、慎推しですがその次は山彰が好きでして( ^ω^ )なのでルルさん提案の山彰賛成です☆主人公ちゃんがルートCで、山彰との絆もあったりして山彰リスペクト＆ヒーローだったら素敵だなって思っちゃいました^^ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - まこ、、心が痛い (2020年4月3日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりん(プロフ) - お返事ありがとうございます！物語がゆっくり詳しく進んでいくのが凄く嬉しいです☆キュンキュンでワクワクで最高です！これからも楽しみにしていますね！更新頑張って下さい☆応援しています！^^ (2020年4月2日 8時) (レス) id: 2d56bc9a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lulu.etoile | 作成日時：2020年3月20日 20時
