淡い恋心の行方は

45th Love ページ49

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そんな時に鳴り出した亜嵐さんの電話。





亜嵐「あ、ごめん。電話出てくる！」



「了解です」



村崎「行ってらっしゃ〜い」





そう言って出ていった亜嵐さん。



こうなれば、亜嵐さんに向いていた村崎さんの話は私に来る。





村崎「ねえねえ、果歩ちゃん」



「はい？」



村崎「果歩ちゃんってTHE RAMPAGEのメンバーなんだよね？」



「はい、そうですよ」



村崎「そうなんだ〜！男の子16人の中に女の子1人ってさ、やっぱり色々あるの？」



「…え、？」



村崎「川村さんとか凄くかっこいいな〜って思うんだよね！あ！でも、吉野さんの可愛い顔も捨てがたい！果歩ちゃんは誰が好きなの？」





亜嵐さんがいなくなって少し目付きが鋭くなったような気がする。



そして何かと思えばメンバーの話。



誰が好き？



何が目的なの？





「どうゆうことですか？」



村崎「え、ほんとに何にもないの？」



「全くないですよ？」



村崎「え、ほんとに！？」





私がそう言った途端、パッと明るくなる顔。



次に発せられる言葉を何となく想像できて、少し身構える。



そして私の予想通り聞こえてきたこの言葉。





村崎「ねぇ！紹介してくれない？」



「好きな人でもいたんですか？うちのメンバーに」



村崎「そう！私、長谷川さんがすごくタイプだったの！」





長谷川さん。



そのワードを聞いた瞬間、頭痛がした。



あぁ、言わなければよかった。
自己紹介の時に言った、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーです」



あの言葉さえ言ってなければこんなことにはならなかった。





村崎「MVの長谷川さんのダンス！すごくかっこよかったなぁ〜！」



「…慎ですね、分かりました」



村崎「あ、そっか！果歩ちゃん長谷川さんと仲良いよね！ありがとう！」





きっと私と仲良くしていたのは亜嵐さんが目的だったわけじゃない。



彼女は初めから慎をロックオンしてたんだ。



私の肯定の返事を聞いて満足したのか、村崎さんは颯爽と姿を消した。





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明日、移行することになるので引き続き読んでもらえたら嬉しいです！



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