42nd Love ページ43
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私が尋ねると、慎は少しだけ考える仕草を見せてから口を開いた。
慎「恋ってドキドキとかするっていうし本当にそうなんだけど、それだけじゃなくて一緒に居たいって思うし、その人と一緒に居るのが一番安心するって思えるんじゃない?」
「それメンバー全員当てはまるんだけど」
慎「じゃあ、果歩は昂秀にドキドキする?」←
「しない」←
慎「でしょ?そうゆうこと」←
恋愛って難しいな。
きっと恋愛をして感じることはその人によって違うはず。
でも、一番幸せなのは一生その人を愛せて、二人で笑い合える関係になれる事じゃないかな。
慎「メンバーの中で付き合うとしたら誰?」
「えー、みんなと付き合ってみたい」
慎「なんで?」
「みんなそれぞれいい所あるもん」
慎「16人全員と付き合うって相当な尻軽じゃん笑」
「いや違うって」
16人それぞれ良さがあって、責任感があったり、優しかったり、面白かったり。
強いて言うなら、16人のいい所をとった人と付き合いたいな。
慎「嘘だよ、昂秀とキスしたいと思う?」←
「無理」←
慎「でしょ?」←
健太さんとか北人くんとか瑠唯くんだと甘やかされ過ぎそうだし、陸くんだと焼肉ばっかりになりそうでヤダな。
山彰さんとか翔平さんもちょっと着いていけないとこあるから無理。
陣さんとLIKIYAさんはお節介だからなぁ。
壱馬くんと樹くんは私のこと子供扱いしてくるし、翔吾くんはきっと私に優しすぎるからダメ人間になっちゃいそう。
たっくんと昂秀と海青くんと龍くんは友達としてしか見れないかも。
慎は?
そう考えた時に、慎に聞いてみたいと思ったことがあった。
「ねぇ、あのね、」
私が口を開いた時に鳴り始めた慎のスマホ。
2人で画面を覗くと壱馬さんから。
慎「ごめん」
私に一言そう言って通話をし始めた慎。
数分してまたさっきの場所に座り、お酒を一口飲んで私を見た。
慎「で、何の話だったっけ?」
「んー、もう忘れちゃったからいいや」
慎「…そう?」
「うん」
(慎と話してると胸が締め付けられるんだ。)
最近、気付き始めているこの気持ち。
もう少しだけ、あと少しだけ、胸に留めておいてもいいですか?
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lulu.etoile(プロフ) - ゆあさん» ありがとうございます!もうすぐ第2弾に移行するのでそちらも是非読んでください! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - すっごく嬉しいけど結ばれるのまだまだ先かもです!それまで読んでいただけたら嬉しいなって思います! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - ゆみさん» 嬉しいです!頑張ります! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - うわ、いい!! (2020年3月17日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ef(プロフ) - もう早く結ばれてほしいです! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 4813a6b67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lulu.etoile | 作成日時:2020年3月3日 20時