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15th Love ページ16

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side...Kazuma





果歩に言われて気づく。

確かに俺たちだってアンチなんてたくさん来る。
芸能人で顔も知れてるし、人の価値観によって好き嫌いなんて分かれる。

何をこんなに焦ってたんだろう。俺たちだってアンチが来る覚悟をした上でこの仕事をしてるじゃないか。







そしてまた気づくのが、なんで玲於さんたちはこれを言いにわざわざ楽屋まで来たのか。

玲於さんたちだって批判を浴びることくらい当たり前中の当たり前。

わざわざ楽屋まで来て知らせるということは、



壱馬「……………もしかして、結構マズいことなってる?」



俺がそう言うと、一気に曇る果歩の表情。


メンバーもこれはビンゴだと思ったのか、心配そうな顔を向ける。





慎「…で?」

「なに?」

慎「何があったの?」

「言うようなことじゃない」

慎「へー、そうやってまた逃げるんだ」

「いつも逃げてないじゃない」



まこっちゃんは心配で言ってるのに、果歩が得意なポーカーフェイスでかましてくるから、何を思ってるのか感情も読み取れない。



慎「そんなに俺たちが頼りないんだったら……辞めれば?RAMPAGE」


昂秀「…ちょっと、まこっちゃん、言い過ぎじゃ、」


「………………辞めれば、、」

慎「なに」

「……辞めれば、満足?」


壱馬「ちょっと待って、果歩」



何となく嫌な予感がして、果歩を止める。

果歩は一瞬だけ俺と目を合わせて、直ぐにまこっちゃんに視線を戻す。



「それで、慎が…メンバーが、満足するならいつでも辞めるけど?」

陸「え、落ち着こう?俺たちそんなこと言ってないし、」

「…………否定してないじゃないですか、それは肯定として捉えてもいいと思うんですけど」



皆が押し黙ってしまっているのは、肯定してるという意味じゃなく、あまりにも衝撃的だったから言葉が出ないだけ。


果歩もそれは分かってるんだろうけど、無理にそれを理由にこじつけようとしてるのが伝わってきた。



慎「……じゃあ辞めてみれば?辞めるんでしょ?」

北人「ちょっと待ってよ、まこっちゃん」

「分かった。お望み通り、辞めさせていただきます」



もう、誰も止めることができずに黙っていると、果歩はこちらを向いて頭を下げた。



「今までお世話になりました」



そう言って果歩は小走りに楽屋を出ていった。





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lulu.etoile(プロフ) - ゆあさん» ありがとうございます!もうすぐ第2弾に移行するのでそちらも是非読んでください! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - すっごく嬉しいけど結ばれるのまだまだ先かもです!それまで読んでいただけたら嬉しいなって思います! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - ゆみさん» 嬉しいです!頑張ります! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - うわ、いい!! (2020年3月17日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ef(プロフ) - もう早く結ばれてほしいです! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 4813a6b67d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lulu.etoile | 作成日時:2020年3月3日 20時

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