12th Love ページ13
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side...Itsuki
玲於さんから聞かされた話は俺たちを怒り狂わせるには十分で。
玲於「翔平、エゴサしてるけど、見てなかった?」
翔平「すいません、僕最近見てなくて」
あの翔平でさえも今日は真面目な顔してて。
まこっちゃんなんて今にも怒鳴り出しそうな顔して唇を噛んでる。
亜嵐「果歩がメンバーを信頼してることは知ってる。でも、結局は果歩も1人の女の子だから。果歩が一番辛いだろうし、女っていう立場が余計にメンバーに言えない状況を作ってるはずだから、責めることはしないでほしい」
玲於「果歩のことしっかり支えてあげて。果歩の繊細さはメンバーが1番知ってるでしょ?」
そう言って玲於さんはまこっちゃんの肩をポンと叩いて楽屋を出ていった。
2人が出ていった楽屋は、今までにないくらい静まり返って、誰も言葉を発せなかった。
LIKIYA「取り敢えず、これからどうするかを考えよう。ただ怒ってたって変わらないから」
陣「せやな。皆一旦座ろう」
いつもは弄られてる陣さんもこういう時はやっぱりリーダーで、2人の一言で全員が一斉に椅子に座りだす。
LIKIYA「皆はどうするべきだと思う?」
慎「俺聞きだします。果歩に」
壱馬「慎、それはちゃうやろ」
果歩のこととなると1人で突っ走るまこっちゃんは、こうやって直ぐに自己判断で行こうとする。
それを止めるのが壱馬さんの仕事で、こういう時に2人は兄弟だなって改めて思い知らされる。
でも、今回はまこっちゃんは抑えも聞かず、どんどんヒートアップしていった。
慎「ちゃんと相談しなかった果歩が悪いです」
壱馬「さっき亜嵐さんが言ってたやろ。果歩も言いにくいんやって」
慎「それじゃ、仲間じゃないじゃないですか。せめて、誰か一人くらい相談する相手がいても良かったと思います」
壱馬「仲間でも言えんことあるやろ」
慎「そんなんだったら…」
壱馬「慎!」
陸「二人とも落ち着いて」
北人「俺、果歩が他にも隠してることあると思うんです」
健太「どうゆうこと?」
北人「…アンチくらいだったら、果歩、気にしないと思うんです」
慎「……アンチくらい、?」
壱馬「、慎」
慎「くらいってなんですか、知ってるんですか、果歩の気持ち。果歩と北人さんは違うんですよ!!!」
陣「いい加減にしろ!」
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lulu.etoile(プロフ) - ゆあさん» ありがとうございます!もうすぐ第2弾に移行するのでそちらも是非読んでください! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - すっごく嬉しいけど結ばれるのまだまだ先かもです!それまで読んでいただけたら嬉しいなって思います! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
lulu.etoile(プロフ) - ゆみさん» 嬉しいです!頑張ります! (2020年3月17日 21時) (レス) id: 7fe182f52c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - うわ、いい!! (2020年3月17日 2時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
ef(プロフ) - もう早く結ばれてほしいです! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 4813a6b67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lulu.etoile | 作成日時:2020年3月3日 20時