最後はすべてを愛し合おう。 (ページ37)

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『だ、大丈夫よ、

チョッパーさんに治療してもらったし…！』

彼が少し離れた。

顔を覗き込むと今にも泣き出しそうな顔に、

そんなにも責任を感じているのかと

私自身も申し訳なさを感じてしまう。

ナ「…先にその血を流してきなさい。」

私と彼を引き離し、頬についた血をナミさんが拭った。

ナ「抱きしめてあげるのはその後よ。」

ぴしゃりと言い放ち、わかった、と彼はここを後にする。

彼がシャワー室への向かった後、

何があったのかと聞かれて全て答えた。

ロ「…そうだったのね、」

伏せ目がちにロビンさんがそう呟く。

チョ「…一応、最善はつくしたが…、

あの傷じゃ…、たぶんすべては消えない、」

チョッパーさんも悲しそうに目を瞑った。

『十分よ、。ありがとう、チョッパーさん』

ル「許せねぇ…、今すぐぶっ飛ばしてくる！」

ゾ「それをコックがやってきたんだろ。

どうなったかはアイツに聞けばいい。」

タイミングよく彼がシャワー室からでてくる。

それでもやっぱり謝ってくる彼は虚な目をして、

私の言葉が届かない。

パンっ、と乾いた音と共に彼の頬を叩いて

こちらに意識を向けたあと、

顔をコチラに近づけた。