最後はすべてを愛し合おう。 (ページ12)

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『…今度はなんの用？』

サ「あと少しで晩ご飯だから、どうかなと思って」

あんな態度なのに、この人はニコニコと笑ってる。

腹立たないのか？

『1人で食べます。それかナミさんたちと食べる。』

サ「わかった、ナミさんに聞いてみるね！

また来るよ」

そう言ってまた彼は手を振り扉を閉めた。

『…もう来なくていいっつーの』

わたしの小さな独り言は波の音にかき消される。

そうしてまた外を眺めているとまた扉が音を鳴らした。

『もう！何回もなに！？』

思わず大きな声を出すと、

そこにはナミさんが立っている。

ナ「びっ…くりしたァ」

目をまんまるく開き、こちらを見つめる。

『ぁ…、ごめん、タバコの人かと…。』

ナ「サンジくん？そんなに何回も来てるの？」

『そうなのよ、あの人…。しつこいのなんの！』

思わずムッと怒ると、彼女はふふっと笑った。