G.O.A.T

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もちろんメンバーは
俺を信じてくれてたし
俺に限ってそれは無いと言ってくれるけど、
グループ内で立て続けでこんな騒ぎを起こした俺を
本当はどう思ってるんだろう、
周りが言ってたみたいに少しは疑ってたかもしれない
やっぱり日本人は…なんて思ってるかもしれない
そう考えたら上手く笑えなかった


FX「A、ダンスレッスンしない？」
『…ん、ちょっと頭痛いから今日は寝るかな…』
自主練に誘ってくれたヨンボギには悪いけど
今日はベッドから出る気になれなかった

HJ「大丈夫？薬飲んだ？」
『ん…寝てれば治るよ…』
LK「酷かったらヒョンに言って病院いけよ？」
『…うん…』

ヨンボギが声をかけたのか
ヒョンジンとリノヒョンも顔を出してくれた

今までなら
優しいなぁ、俺の事心配してくれてるなんて嬉しいのと、
心配かけて申し訳ないなんて気持ちだったのに
今回初めて、これに迷惑だって思われてないかな？
なんて気持ちが顔を出したんだ

初めての気持ちに少し戸惑ったけど
そう思ったら一気に侵食され始めた

今、俺だけが行かなかったから
次合わせた時に俺だけが息が合わなくて迷惑をかけるかも
少し休んだことによってパフォーマンスの質を落とすかも
みんなが頑張ってる中休むなんて

驚くほど早く負の感情に取り囲まれてしまった

じゃあ、どうしたらいい？
薬飲んで頭痛を誤魔化してダンスをすればいい
少し遅れたけど合流しようか…
でも、俺がいないからって俺の悪口を言ってたり
…俺がいない方が息が合ってるかもしれない…

俺がここにいる意味って…あるのかな？

どんどん侵食が止まらない…


CB「A、腹減ってないか？」

普段なら声掛けて来ないチャンビニヒョン
きっと、あの3人が俺が残ってること伝えたんだろう

気を使わて申し訳ない
チャンビニヒョンまで巻き込んでしまった…

『…大丈夫だよ、チャンビニヒョン…』

1回目の大丈夫

CB「じゃあ、何かあったら声かけろよ？
すぐ来るからな？」
『うん、ありがとう…』

あっさり引き下がったヒョンに
俺の事面倒だと思ったから
こんなに簡単に引き下がったのかも…

また余計な考えが頭に浮かぶ
拭い去りたいのに全然消えてくれない負の感情

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