プロローグ ページ1
最高神。αとΩ。始祖と終末。始まりと終わりを統べる者。
それが、彼女だった。
銀髪の髪は光を受け輝き、空を映したかのような碧眼はどこまでも青く。
右手に握りしめた大鎌は彼女の象徴であり、それを見た者は誰もが畏怖の念を抱いた。
抱いていた。
彼女の元に集う十人十色の神々達……そして、死を憎む人間達。
彼らは彼女を最高神とする事をやめた。そして、生と死を操る神から、地獄に潜む死の番人へと彼女を堕とした。
今では光明の神が世界を統べ、人々は彼を信仰している。
だが、忘れてはならない。
その光の裏にある深い影には、酷く哀れな死神が居た事を。
その……今や神と呼んで良いのかすら危うい彼女は、その髪が輝かなくなれど、空の瞳が血に染まれど、今も独りですすり泣いている事を。
彼女ーーAという名の、死神を。
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まいまい(プロフ) - 死神流行らした作者さんって誰か気になる… (2014年9月16日 0時) (レス) id: 01921c7bcf (このIDを非表示/違反報告)
メーア=シュネー@独領《小型戦艦海雪》(プロフ) - ルシフェル……もったいぶらなくてもw (2014年9月11日 7時) (レス) id: dcebb3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨神朔夜 | 作者ホームページ:http://mypage.syosetu.com/394178/
作成日時:2014年9月4日 23時