さんじゅういち。※G ページ36
「お前には関係ないだろ!!!…あ、もしかして……最近流行りのダークーヒーローとかいう奴か!?善人ぶってるくせに自分は人殺しかよ!!」
『はぁ。よく喋りますね。
そんな元気があるならもっと
やはり、さっきの錆びた刃物でいこう。
こいつは反省すらしていない。自分がしたことをまるでただのイタズラ程度にしか考えちゃいない。
「お、おい!!気を悪くしたのか?悪かったよ、なあ、けど、さっきも言ったし、お前、俺のこと知ってんだろ!?金ならいくらでもやる!!誰に頼まれたか知らねえが俺を殺しても何の解決にもならないぜ?どうせあんときの女も子ども作って暮らしてんだろ」
もう駄目だった。
勢いよく錆びた刃物を男の竿に振り下ろす。
最初の男に使ったときにいくらかサビがポロポロと落ち、先程よりは切りやすくなっていた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」
それでも半分より少し上まで切れて動きが止まる。
もう一度、刃物を振り下ろす。
今度は1番下まで刃が届き、床にぼとりと肉の塊が落ちる。
耐え難い痛みに声も出なくなっているようだった。
『お前が襲った人は事件が揉み消された後に自ら命を絶った。なのにお前はのうのうと生きて家庭を築き反省すらしていない。自分が助かるなら友達だった人さえ差し出す。反吐が出るんだよ。』
…いけない。熱くなれば冷静さを欠いてしまう。
『さあ、最後に何か言いたいことはありますか?』
「……………」
男は無言だった。否、もう喋る気力すらないようだった。
『おもしろくないなあ。じゃ、あの世で反省してな。』
錆びた刃物をそのまま、男の首にぶっ刺す。
案の定、あまり切れはしなかったが血管のいい感じのところに刺さったようで大量の血液が溢れる。
ターゲットだった3人の両手の甲に切れ味のいい刃物で✕印をしておく。
まだ米山は息絶えていないようだったが、あと数分もすれば命が尽きるはずだ。
その間に予備の服に着替えてこの場を去る準備を始める。
3脚並べられたパイプ椅子に座る男たちの周りは血が溢れ、さながらスプラッター映画のワンシーンのようだった。
念の為3人の様子を見ると、ちょうど米山も息絶えたようだった。
本当は尻にトゲのついた玩具でも入れてやろうかと考えたが、それはまた別の機会にでも使おう。
『Ho completato la mia missione』
───────任務完了。
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猫好き - ちゃーいるさん» コメ返しありがとうございます。これからも頑張って下さい!!(^○^) (2019年5月3日 10時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーいる(プロフ) - 猫好きさん» ありがとうございます(^O^) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 9d46b47ea3 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 最高 神 天才!! でも見て恥ずかしくて顔真っ赤になりましたww (2018年12月16日 18時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - アアアアアアアアアアアアアア(悶\(^^)/ (2018年11月20日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーいる(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます!ダラダラ更新ですがよろしくお願いします! (2018年6月14日 22時) (レス) id: 9d46b47ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤咲 | 作成日時:2018年5月24日 1時