にじゅうご。 ページ30
「はいじゃあテスト結果返すぞー。相田ー」
今日はテスト結果返却の日。
テスト前にノート見たくらいしか勉強してなかったので、まあそんなによくはないと思う。
「有明ー」
サクが呼ばれる。まあきっといい順位だと思う。
『今回は？』
「あ？3位」
ふぁ〜〜やっぱすげえなあ。
1200点満点中1124点はバケモンでしょ。
それで3位って…
最近は外での仕事が多かったために学業が疎かになっているのは自分でも痛いほど分かっている。
「白藤ー」
いつの間にか自分の番に。
はーい、と返事をして成績表をもらう。
『…21位』
思ったよりかは悪くなくて失笑してしまった。
1200点満点中1021点。
数学でほとんど失点したが、ド文系なのでそちらで助けられたのだろう。
「ハッ！雑魚が」
『そりゃあサクから見たら雑魚だよ』
「…ま、アレやっててそれはそこそこだな。」
全然褒めてないように見えるけどこれはサクの精一杯の褒め言葉だ。
俺はそれをわかっているので、『あは、ありがとう』と返しておく。
─────
『…ねえ、江戸川コナンって知ってる？』
ただいま昼休み。
屋上でサクと昼食をいただきながら仕事の話をしたりするのが日課だ。
「エドガワコナン？誰だよ」
『うーん、いや、前に喫茶店で会った子なんだけど…
なーんか俺のこと詮索してくるっていうか…疑われてるっていうか…』
なんて言えばいいかわからない感覚のために、どう表現したらいいのか迷ってしまう。
「あ？そんな奴、調べてやりゃあいいじゃねえか」
やっぱり、そう言われるよなあ。
『秀一さんがさ、その子の味方でもあるって言うから……手が出せなくて』
「お前まだ秀一サンの言うこといちいち守ってんのかよ」
う"、と心に"的確"の矢を射たれる。
秀一さんの言うことは、全部正しくて、全部俺のためになっているように思っている伏があることは自分でも自覚している。
─時に、それは自分の意思をも左右されていまうものであるということも知っている。
『…まあ、まだ直接何かされたわけじゃないし、調べるまでもないかなって。
見た目に依らないけど、小学生だし。』
「ふーん。ま、好きにしろよ。オレは知らねえ」
と言いつつも、何かあったら助けてくれるのがサクである。
スマホで今日の予定を確かめ、午後の授業も頑張るかーなんて思いながら昼食の続きをいただく。
俺のこういう日常も悪くないだろ？なんちゃって♡
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猫好き - ちゃーいるさん» コメ返しありがとうございます。これからも頑張って下さい!!(^○^) (2019年5月3日 10時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーいる(プロフ) - 猫好きさん» ありがとうございます(^O^) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 9d46b47ea3 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 最高 神 天才！！ でも見て恥ずかしくて顔真っ赤になりましたww (2018年12月16日 18時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ（悶＼(^^)／ (2018年11月20日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃーいる(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます！ダラダラ更新ですがよろしくお願いします！ (2018年6月14日 22時) (レス) id: 9d46b47ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤咲 | 作成日時：2018年5月24日 1時
