【名探偵コナン】虎視眈々。【男主】

じゅうはち。＊ ページ23

首に手を当てると、少量だが血が出ているのがわかる。


秀一さんのキスマークのまわりに生えた歯型はまるで、トラバサミのようだった。

次この中に入ると、殺す。


そんな意思が垣間見える。



「その野郎に言っておけ。"お前のペットは首噛まれて穴締めつける尻軽マゾだ"ってな」


『そうですよ。でもそんなマゾにブツ突っ込んで腰ヘコヘコしてるジンも滑稽でかわいいですよ』

あ、やば。煽りすぎたかな

『っく、あ、あっ、くるしい、！』

片手で俺の首を締めながら激しくピストンを再開する。

「次生意気言ったら殺す」

その言葉に冗談はないようにみえた。

視界が回ってきて、顔が急速に熱くなる。

生命の危機を感じてか下半身の締まりも強くなっていく。

『っう、ごめ、なさ…あ、あっ、く…』

苦しいのか気持ちいいのかわからなくなり、生理的な涙が落ちる。

パッ、と手が離され、正常な呼吸が可能になった。

この間も全くピストンを辞めはしないジンは本当に人間なのだろうか。

「…は、中に出す」

『んぅ、まっ、て、』

「お前に拒否権なんかねぇよ」


やっとピストンが止まったかと思えば、白濁の欲が中へ注がれた。






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朝起きると、もうジンはおらず2、3本の草臥れた煙草の吸い殻の入った灰皿と鍵が机にあるだけだった。


顔を洗おうと洗面所にいくと、映った自分の首に驚愕する。

薄くなったキスマーク、そのまわりを囲うトラバサミのような濃い歯型、そしてうっすらついた絞め跡。


これは当分外にはタートルネック必須だな…。



というか秀一さんに見られたらなんて言われるかな…。



もうしばらくジンとはしないようにしよう…

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